そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

姫路競馬場　その３３　～スタンド４階　ひめたんスポーツクラブ～

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姫路競馬場の卓球場

＊姫路競馬場レポートの続編です。
　初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて。今回も姫路競馬場のスタンドについてお話をしていければと思います。姫路競馬場のスタンドの概要がよく分からないという方はこちらのレポートを先にお読みいただけると話が早くて助かりますのでよろしくお願いします。

　さてさて。ここまでスタンドの１階、スタンドの２階と下のフロアから順を追って見てまいりまして、前回のレポートにて屋外一般席の様子もざっと見ることができました。ここから先はいよいよ３階より上のフロアということになります。ところが以前のレポートでも申し上げました通り、姫路競馬場は３階が事務フロアとなっていて一般客は入れないため、通過して４階のレポートをすると、こうなっている訳でございます。

　そしてさらにややこしいことに現在姫路競馬場の４階は競馬とあまり関係のない「ひめたんスポーツクラブ」なるスポーツクラブが入っているフロアということになりまして、もはや読んでいる方も訳が分からないことになっているかと思いますが、あまり気にせず、テキトーに読んでいただければと思います。それではまいりましょう。姫路競馬場の４階「ひめたんスポーツクラブ」でございます...

　さて。そんなわけで姫路競馬場の４階「ひめたんスポーツクラブ」である。

　とりあえずよく分からない方のためにあらためておさらいしておこう。姫路競馬場のスタンドは５階まであるのだが、１階と２階は投票所があり、馬券などを売るいわゆる一般のフロアとなっているのがお分かりいただけると思う。３階は業務フロアとなっているため一般客は入れず、案内などからもカットされている。そして５階は分かりやすく特観席フロアとなっているため特に説明する必要もないだろう。まあここまでのどのフロアも競馬場のスタンドだけあって、まあそれっぽくなっている感じだ。

　さて。問題は４階である。ここが、姫路競馬場の中では極めて異色の存在になっているのである。

　見てのとおりこのフロアはスポーツクラブとなっており、卓球場やらスタジオやら、競馬場にあることがにわかに信じがたい施設類がいろいろあるのである。

　一応、ちゃんとした説明もしておくと、この施設「ひめたんスポーツクラブ」は園田、姫路競馬場を運営する兵庫県競馬組合の関係団体である「県競馬施設利用協会」が運営している施設となる。厳密には姫路市の施設ではないことに注意が必要だ。

　おそらく姫路競馬場をリニューアルしていく中で、観客減により使わなくなった４階の指定席フロアをどうにか有効活用しようという中で考えだされた活用法がこれだったのだろう。変に競馬関係のものにするよりは、スポーツ施設にして、競馬に興味がない方も競馬場に来てもらおうという発想は悪くない感じがする。ちなみに、内馬場のところでご紹介したサッカー場も同じ団体が運営管理していて、この４階の施設と併せて「ひめたんスポーツクラブ」なので覚えておいてくれたまへ。

　ただ、当然のことながらスポーツ施設をフックに競馬場に人が来るようになると、本来競馬場に来るのにふさわしくない未成年者や学生などもそこに混じるようになってくる。そこについては、一応こんな感じで意識してるから勘弁してくれということになっているようだ。サッカーや卓球のついでに馬券を買ったりして問題になると、兵庫県競馬の外郭団体のいろいろなおじさんが困る可能性が高いから、未成年の諸君はくれぐれも気をつけてくれよな。

　さて。それでは前置きはこれくらいにして、さっそく４階フロアへ行ってみよう。

　まず４階に行くには基本的にはスタンド中央付近にあるエレベーターで行くことになる。

　とりあえずエレベーターで４階を目指して行けばOKだ。

　４階に着くと、目の前にこんな感じで受付がある。利用者以外の方がいきなり来て「ちょっと気になったんで見ていっていいですか？」的なことを言ってもスタッフさんにフレンドリーに対応いただけるのでそのあたりはご安心くだされ。迷惑にならなければ野次馬的に見に行って問題なしなフロアだ。

　こちらには利用券の券売機があり、各施設の利用の申し込みができる。何か利用に際してよく分からないことがあれば聞くこともできるので興味がある方は是非。

　ちなみにこちらでは兵庫県競馬組合のキャラクターであるそのたんやひめたんのグッズも販売している。スポーツ利用だけではなく、姫路競馬場グッズがほしいという方も是非こちらへどうぞ。

　とりあえず受付の方に、中見てっていいですか？とうかがったところOKとのことなので、これから４階フロア内を見ていくことにいたしやす。

　とりあえず４階のフロアマップはこんな感じ。受付と更衣室を除けば、実際にスポーツをするスペースとしては卓球場とスタジオしかない、わりとシンプルな構造である。

　とりあえず、土足でうろちょろしてはイカンとのことなので、スリッパに履き替え。

　とりあえずまずは卓球場の方から見ていこう。見てのとおりズラッと卓球台が並んでいて壮観だ。

　ふられてる番号を見る限り、全部で16卓（この数え方であってるのだろうか）あるようである。

　卓球は素人なのでよく分からないが、見た感じ公式で使われている台といった感じだ。地元の愛好家や、部活生の自主練なんかにも利用できそうな趣である。

　ちなみに、料金はこんな感じ。これも荷桁は卓球の素人なので高いのか安いのか何とも言えないが、１時間みっちり運動できて道具も貸してくれて500円ならまあ安い印象である。

　卓球場とは別に、通路の奥にはスタジオがある。合計で２つあり、室内エクササイズのようなものが楽しめるようだ。

　壁を見てみると、ピラティス、ヨガ、チェアエクササイズなどいかにもスタジオっぽい感じのレッスンが並んでいる。こうした定例ものに参加できるのもこちらの特徴らしい。もし興味がある方は公式ページなどで問い合わせでもしてみてくだされ。

　卓球場とスタジオのほか、こんな感じの休憩室もある。運動の合間の休憩もバッチリだ。でっかいテレビもあるので運動後、おしゃべりしながらマッタリするのもよさそうである。

　テーブルはいろいろな種類がある。リニューアル間もないせいか綺麗でいい感じね。

　休憩室はパドック側にあたるため、一応ガラス戸があってバルコニーもついている。

　ただ、この日はガラス戸は締め切り。４階バルコニーからのパドックでも眺めようかと思っていたのだが、それは叶わなかった。

　また、この休憩所には自販機がある。確か姫路競馬場の他のフロアには物投げ防止の観点からかペットボトルの自販機はないが、ここなら買えるというやや矛盾したことになっている。今どき物投げする奴もおらんだろうに、他のフロアにもガンガン自販機置けばいいのにね。

　最後に見つけたのがこちらの血圧計。健康を気にするお年寄りにはこれがないとね。荷桁もこっそり測ってみたが、正常値であった。馬券を外した直後だと高めに出たりするのだろうか・・・。いずれにせよ血圧には注意しないとね。

　さて。そんな訳で、姫路競馬場の４階「ひめたんスポーツクラブ」でございました。まさか姫路競馬場の中にこんなものができるとはかつては思いもしませんでしたが、これも競馬場の新しい形。こうした取り組みの中で得られた知見を全国の公営レース場が活かせるようになるといいですねえ。

　さあ。そんな訳でようやく４階まで来ましたので、次回はいよいよ５階の特観席フロアの話をしていきたいと思います。姫路競馬場、まだまだ続きますので何卒よろしくお願いいたします・・・。