そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

佐賀競馬場　その８　～久々の佐賀競馬スタンド１階～

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佐賀競馬場スタンド

＊佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、佐賀競馬場を４年ぶりにぶらぶらするコーナーでございます。

　前回はスタンドの周辺の児童公園などをご紹介いたしましたが、今回はスタンドの内部の様子をご紹介してまいりましょう。

　あまり共感していただける方はいないと思うが、どんな人間がいるかも分からないギャンブル場のスタンド内部というのは、なかなか写真を撮る際に神経を使う空間である。

　どこかの競馬場で、荷桁らしき人物が変なおっさんに「てめえ何撮っとるんだゴルァ！」とか言われていたらみなさん、助けてくださいね...

　久しぶりの佐賀競馬場スタンド１階を４角側から１角側に向かってながめる。

　佐賀競馬場のスタンドはメインスタンドが１つだけで、特にこの馬場寄りの１階部分は端から端までが突き抜けていていい感じだ。昔は両側にびっちり馬券売り場があったんだろうが、今は点々という感じである。

　埃っぽい天井が、地方競馬場感をさらに醸し出している。ワックスをしっかりきかせている床も生真面目な感じでよろしい。

　１階スタンドの馬場じゃない方の売り場にはやたらと柱が多い。こっちのほうに予想屋さんとかのブースがある。

　佐賀競馬場がナイスなのは、オッズモニター前にきちんと椅子を配してくれていること。だいたいどの地方競馬場でも、オッズを見ようと思うと椅子から立ち上がって画面の前まで行かなくてはならないことが多いのだが、佐賀ではしっかり椅子があるので、座ったまんまマークカードまで塗ることができるのだ。

　ちなみに佐賀競馬場で不思議なのは、この湯茶接待所。

　湯茶接待所自体は珍しいものではなく、わりと多くの競馬場にあるコーナーだ。しかし佐賀が出色なのは、この湯茶接待所が有人という点だ。

　ほとんどの競馬場の湯茶接待所には自動でお茶が出てくる機械などが配されていることが多いのだがここ佐賀ではパートのおばあちゃんがヤカンから都度湯呑にお茶を入れて渡してくれるのである（上記写真のカウンターの左隅にある黒いかたまりがばあちゃんの頭部である）。

　場内には２か所、この有人の湯茶接待所があり、それぞれそれっぽいばあちゃんが腰かけている。一体時給はいくらほどなのか・・・？１２時から１８時の６時間で佐賀県の最低賃金だとしたら3984円。これが週二で約8000円だとしたら、まあ年金暮らしのお年寄りにはいいお小遣いかもしれないな。メシ代くらいこの仕事でまかなえるかもしれない。こういうのがワークシェアだよね。地域貢献だよね。

　ちなみに、こういうところに座っているおばあちゃんってたいてい愛想がいいのですが、ここの湯茶接待所のおばあちゃんはあまり愛想がよくありません。荷桁がごちそうさまと言っても無視。まあ耳が遠いだけかもしれないので、あまり気にするところでもないのだが。

　同じ時給で女子高生アルバイトとか入れてくれたら５分おきくらいにお茶飲みにいくんだけどな。

　・・・接待の趣旨変わっとるがな。