日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > マルサ競馬場 > マルサ競馬場 その10 〜ぼくは日本人です〜
マルサ競馬場のブックメーカーたち。
*マルサ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
前回のレポートにて馬券を買いにスタンドの裏手に来たところ、たくさんのブックメーカーがいることに気が付き驚いた。考えてみれば小さい競馬場ほど馬券の売り上げで大きく儲けようというわけでもないだろうから、主催者からしてもたくさん投資をして馬券販売をするより、ブックメーカーにそこそこやってもらったほうが効率がいいのかもしれないな...
ひとまず、めずらしくブックメーカーを見つけてしまったので、しばらくブックメーカーたちを観察しながらうろうろすることにしよう。
オーストラリアのブックメーカーたちは、デジタル表示をしていたりしている人も多かったのだが、ここのオッズ表示はえらくレトロ。この競馬場にしてこのオッズ表示ありという風情だ。
おそらく表示に関しては1€かけたときにいくら儲かるかという表示になっていると思われる。すなわち「5」となっていれば1€かけたときに5€儲かるということで6倍ということになる。6/4となっていたり1/2となっていたりするのは、1€かけたときに6/4€儲かる、すなわち1.5€儲かる=2.5倍という解釈でよさそうだ。
表示が微妙なところで止まっている表示は売っていないとみてよさそうだった。店主たちも損を出してはいけないので、あまりに一本被りのレースの場合などは馬券を売らずに傍観している場合なども多い。逆に、戦績は悪いのにそんなに高いオッズでつけていない馬がそこそこ走ったりする、つまり店主からしたら一番損をする確率がある「穴」をあける馬というのは買われないようにうまみの無いオッズにしたりするのかもしれない。
だからというかなんというか、お客もブックメーカーのおじさんたちと盛んに会話する場面が見受けられる。ある意味ブックメーカーを観察し「なんでこんなオッズなんだろう?」ということを考えることで予想の参考になるのである。予想屋としての機能も持っていると言えよう。
とにもかくにも、マルサ競馬場にはブックメーカーがいるので、こういうところで馬券を買ってみるのも楽しいものである。
東洋人が珍しいのか、みな、一様に話しかけたり微笑みかけたりしてくる。かけられた言葉の多くが「ニーハオ」だったのはちと残念だったが。
ブックメーカーの一人は英語で「どこの国から来た?」と聞いてきたので「ぼくは日本人です」と英語で答えると「まじか。オーストラリア人はよく観光で来るけど、日本人で競馬場来たやつはきいたことねえぞ」というようなことを言われた。
やはりこんなところに来る日本人は相当珍しいようだ。それにしてもオーストラリア人どんだけ競馬好きやねん!まさかこんなところでオーストラリア人の競馬好きに関する情報を得るとは思わなかったぜ!
ちなみにこちらがブックメーカーの馬券。
ちょっと上質な紙に手書きの配当。なかなかいい感じだ。
一応、マルタレーシングクラブとの表記があり、公認業者なのだろう。
ほかにもこんなお手製の馬券たちがあった。
マルタの人々は基本的に、イタリア人のように馴れ馴れしいくらいにフレンドリーというわけではなく、いい意味で田舎者っぽく素朴にしゃべりかけてくれて親しみやすい人が多い土地だ。
せっかくなのでブックメーカーたちとマルタ競馬談義などをしてみるのも楽しいかもしれない。
>>マルサ競馬場レポートその11へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
*マルサ競馬場に関する記事は以下にもあります。
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
マルサ競馬場 その2 〜バレッタとマルサ〜
マルサ競馬場 その3 〜バスに乗って競馬場へ〜
マルサ競馬場 その4 〜マルサ競馬場界隈〜
マルサ競馬場 その5 〜快晴のマルサ競馬場〜
マルサ競馬場 その6 〜マルタ競馬史〜
マルサ競馬場 その7 〜いざスタンドへ〜
マルサ競馬場 その8 〜マルタ島競馬事情〜
マルサ競馬場 その9 〜ブックメーカーがいるぞ〜
マルサ競馬場 その10 〜ぼくは日本人です〜
マルサ競馬場 その11 〜トートもあるでよ〜
マルサ競馬場 その12 〜マルタ島のハーネス〜
マルサ競馬場 その13 〜のどかにレースは進む〜
マルサ競馬場 その14 〜マルサ競馬場徘徊〜
マルサ競馬場 その15 〜マルサ競馬場グルメとビール〜
マルサ競馬場 その16 〜マルサ競馬場のギャロップ〜
マルサ競馬場 その17 〜ハーネスの優勝戦〜
マルサ競馬場 その18 〜地中海ダービーとは〜
マルサ競馬場 その19 〜 Marsa Scouts 登場〜
マルサ競馬場 その20 〜本馬場入場〜
マルサ競馬場 その21 〜地中海ダービー〜
オーストラリアのブックメーカーたちは、デジタル表示をしていたりしている人も多かったのだが、ここのオッズ表示はえらくレトロ。この競馬場にしてこのオッズ表示ありという風情だ。
おそらく表示に関しては1€かけたときにいくら儲かるかという表示になっていると思われる。すなわち「5」となっていれば1€かけたときに5€儲かるということで6倍ということになる。6/4となっていたり1/2となっていたりするのは、1€かけたときに6/4€儲かる、すなわち1.5€儲かる=2.5倍という解釈でよさそうだ。
表示が微妙なところで止まっている表示は売っていないとみてよさそうだった。店主たちも損を出してはいけないので、あまりに一本被りのレースの場合などは馬券を売らずに傍観している場合なども多い。逆に、戦績は悪いのにそんなに高いオッズでつけていない馬がそこそこ走ったりする、つまり店主からしたら一番損をする確率がある「穴」をあける馬というのは買われないようにうまみの無いオッズにしたりするのかもしれない。
だからというかなんというか、お客もブックメーカーのおじさんたちと盛んに会話する場面が見受けられる。ある意味ブックメーカーを観察し「なんでこんなオッズなんだろう?」ということを考えることで予想の参考になるのである。予想屋としての機能も持っていると言えよう。
とにもかくにも、マルサ競馬場にはブックメーカーがいるので、こういうところで馬券を買ってみるのも楽しいものである。
東洋人が珍しいのか、みな、一様に話しかけたり微笑みかけたりしてくる。かけられた言葉の多くが「ニーハオ」だったのはちと残念だったが。
ブックメーカーの一人は英語で「どこの国から来た?」と聞いてきたので「ぼくは日本人です」と英語で答えると「まじか。オーストラリア人はよく観光で来るけど、日本人で競馬場来たやつはきいたことねえぞ」というようなことを言われた。
やはりこんなところに来る日本人は相当珍しいようだ。それにしてもオーストラリア人どんだけ競馬好きやねん!まさかこんなところでオーストラリア人の競馬好きに関する情報を得るとは思わなかったぜ!
ちなみにこちらがブックメーカーの馬券。
ちょっと上質な紙に手書きの配当。なかなかいい感じだ。
一応、マルタレーシングクラブとの表記があり、公認業者なのだろう。
ほかにもこんなお手製の馬券たちがあった。
マルタの人々は基本的に、イタリア人のように馴れ馴れしいくらいにフレンドリーというわけではなく、いい意味で田舎者っぽく素朴にしゃべりかけてくれて親しみやすい人が多い土地だ。
せっかくなのでブックメーカーたちとマルタ競馬談義などをしてみるのも楽しいかもしれない。
>>マルサ競馬場レポートその11へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
*マルサ競馬場に関する記事は以下にもあります。
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
マルサ競馬場 その2 〜バレッタとマルサ〜
マルサ競馬場 その3 〜バスに乗って競馬場へ〜
マルサ競馬場 その4 〜マルサ競馬場界隈〜
マルサ競馬場 その5 〜快晴のマルサ競馬場〜
マルサ競馬場 その6 〜マルタ競馬史〜
マルサ競馬場 その7 〜いざスタンドへ〜
マルサ競馬場 その8 〜マルタ島競馬事情〜
マルサ競馬場 その9 〜ブックメーカーがいるぞ〜
マルサ競馬場 その10 〜ぼくは日本人です〜
マルサ競馬場 その11 〜トートもあるでよ〜
マルサ競馬場 その12 〜マルタ島のハーネス〜
マルサ競馬場 その13 〜のどかにレースは進む〜
マルサ競馬場 その14 〜マルサ競馬場徘徊〜
マルサ競馬場 その15 〜マルサ競馬場グルメとビール〜
マルサ競馬場 その16 〜マルサ競馬場のギャロップ〜
マルサ競馬場 その17 〜ハーネスの優勝戦〜
マルサ競馬場 その18 〜地中海ダービーとは〜
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HN:
荷桁勇矢
性別:
男性
職業:
若隠居
趣味:
逃げ
このブログについて
このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
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