日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 園田競馬場 > 園田競馬場 その2 ~園田競馬場アクセス~
園田競馬場の最重要アクセス路線、阪急電鉄
*園田競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は園田競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。
マイルCSも冴えない結果だったので、さくさくと園田競馬場レポートを書いていくことにいたしましょう。
前回は園田競馬場の歴史だったり、地理的な部分だったりを紹介していくという、やや座学的なお堅い内容のレポートでございましたが、今回は園田競馬場アクセスと題しまして、園田競馬場までの行き方やアクセス手段について、つらつらと書いていければと思います...
さて、冒頭の写真は、大阪の方にはおなじみ、阪急電鉄の写真である。
園田競馬場の最寄り駅は、阪急神戸線の園田駅である。したがって園田競馬場ににアクセスするとなると、まず大体の方がこの阪急電鉄を使うことになる。
阪神競馬場に行くときにも阪急電車で行く方がほとんどだと思いますので、多くの競馬ファンの方にもおなじみの電車かもしれませんな。
阪急電車と言えば特徴は何といってもこの色(マルーンカラーと言います)。昨今、車両の維持費の面からステンレスの車両を導入する会社が多いのですが、阪急という会社は非常にブランドイメージを大切にする会社なので、このマルーンカラーに非常にこだわりがあります。さらに車内の内装も木目調で統一するなど、普段乗り慣れていない方にとっては、なかなか新鮮な雰囲気が味わえる鉄道路線ですので、旅打ちで行かれる方はそのあたりも是非満喫していただきたいところだ。
大阪方面からアクセスする場合は阪急梅田駅から阪急神戸線の各駅停車に乗って園田駅を目指すのが一般的である。
本数も多く、道中もそんなに時間がかからないので、大阪周辺からアクセスする場合は、変にほかの行き方を模索することはせず、素直に阪急梅田まで出て、阪急に乗るのが無難な行き方だと思う。
遠方から新大阪まで旅打ちで来た場合も、御堂筋線で梅田まで出て阪急に乗り換える行き方でいいのだが、余程急いでいる場合は新大阪駅→阪急十三駅をタクシーで飛ばして、そこから阪急に乗ると若干早く着けるかもしれない。しかし、かかるタクシーにかかるコストに見合うほど劇的に早くなるわけでもないので、参考程度に覚えておけばいいだろう(むしろその金ナイターを見てから東京に帰るなどで、一刻も早く新大阪に行かなくてはならん、みたいなときのために覚えておくべきかもな)。
神戸方面からの行き方の場合も、変に考えすぎず、阪急電車に乗って園田駅を目指しておけば問題はない。園田駅が各駅停車しか止まらないため途中西宮北口まで特急で行って、各駅停車に乗り換えたりというテクニックは知っておくべきだが、その辺の行き方も乗換案内などで検索すれば問題ないしあえてここで触れることもないだろう。
というわけで、ここでは阪急梅田駅から、阪急電鉄で園田駅を目指して、そこから送迎バスに乗って競馬場に向かう行き方から話を進めて行こう。
目指す園田駅は阪急神戸線の駅である。梅田、中津、十三、神崎川、園田と阪急梅田駅からわずか4駅とアクセスは至便である。基本的に各駅停車しか停まらないが、昼間でも10分おきに電車があるため、不便を感じることはほとんどないだろう。梅田から園田駅までの所要時間は9分、料金は片道190円である。
ここで園田とは関係のない小ネタをひとつ。
最近はICカードがほとんどなので、あまりいないかもしれないが、梅田で切符を買われた方は、切符をよく見てほしい。梅田の「田」の字が何か変ではありませんか?実はこれ、定期券のチェックが駅員の目視で行われていた時代に、梅田駅という表記を瞬時に判断するためにわざとこうしていた名残とのこと。阪急は園田をはじめ、池田・吹田・山田・富田など田が付く駅が多く、目視する際に紛らわしいためにこうなったそうな。現在は切符さえ必要とされない時代だが、こうした名残を楽しんでみるのもまた一興であります。
そんなヨタ話をしているうちに園田駅にご到着だ。
一応、園田駅から園田競馬場までの位置関係をざっと知っておいていただくべく地図をご用意した。園田競馬場の場所がお分かりいただけるだろうか。
実は阪急神戸線自体は開業1920年と園田競馬場より早くにできていたのだが、当時は園田駅というものは存在しなかった。しかし、1930年に園田競馬場の開催が始まると、以降、競馬開催日のみ、現在の園田駅とほぼ同じ位置に臨時駅ができるようになり、1936年には正式に新駅として開業したという経緯があるのだ。園田駅と園田競馬場は切っても切れない間柄なのである。
一応、この園田駅から園田競馬場までは徒歩で20~30分もあれば歩くことも可能。荷桁も一度歩いたことがあるのだが、けっこう遠いし、これと言って道中にご紹介すべきものもないので、ここではポピュラーな送迎手段である無料バスで園田競馬場に向かうことにしよう。
*帰りも歩いて帰ると近隣のご迷惑になるので、送迎バスに乗って帰るようにしましょう。
園田駅は高架ホームの比較的こぎれいな駅だ。出口はひとつだけだし、競馬開催時にはそれらしきオヤジもいるので、ついていけば迷うことはまずなかろう。
駅の階段には三井住友銀行の看板。資金を下ろすのをお忘れなくね。
改札を出ると、看板がたくさん出ていて送迎バスの乗り場まで誘導してくれるので、それについていけばよい。方向的には北出口の方が送迎バスの乗り場である。
看板に沿って、北出口に出ると、ちょっとした路線バスの乗り場がある。これを線路沿いに西に進んだ奥のところに園田競馬場行の無料送迎バス乗り場がある。
けっこう奥の方なので本当にバスがあるのか不安になるかもしれないが、かまわず進んでいただければよい。
進んでいくと、そこには無料送迎バス乗り場である。基本的に常に客待ちをしており、そこそこの人数が集まったらどんどん出発していくというシステムなのでバス停で長く待たされることはほとんどない。タイミングによっては混雑していて立たねばならないこともあるが、バスに乗っている時間は5分ほどなので、そんなに気にするようなものではない。よほど足腰の悪い人以外は、一本遅らせたりする必要もないだろう。
園田駅前には園田駅前交番なる交番があり、その上にはこのような看板もある。
博打に行く前に親の顔を思い出すというのは何とも微妙なものだが、そんなダメになってしまった自分と、そんな自分を育てた親に思いを馳せつつ競馬場への無料送迎バスへと向かうのもなかなかオツなもんである(そうでもねえか)。
インチキ賭博注意喚起の看板があったり、その一方で、一日予想を売る男がいるなど早くも園田らしい香ばしい雰囲気がただよい始める。うむうむ。いい感じでござる。
さて、そんな話をしていたら長くなってきたので、まだ園田競馬場にはついていませんが、一旦こちらの送迎バス乗り場で区切って、以降は次回のレポートにまわしたいと思います。
園田競馬場レポート、まだまだ続いてまいります...
>>園田競馬場レポートその3へ
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園田競馬場 その2 ~園田競馬場アクセス~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
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またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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