福島競馬場 その35 ~福島競馬場2018・春~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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福島競馬場の100周年記念ゴール板
福島競馬場の100周年を記念するゴール板



*福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその1からどうぞ。





 どうも。荷桁です。福島競馬場レポートもついに35本目となりました。ここまでつらつらと福島競馬場レポートを続けてまいりましたが、ある程度のことは書けましたので、ここらでいったん一区切りとしたいと思います。今回はこれまでのレポートとは少し趣を変えまして、荷桁が最後に福島競馬場を訪問した2018年4月7日、8日の様子をつらつらと書いてまいりたいと思います。



 実は2018年という年は福島競馬場が開設100周年を迎える記念の年だったのだ。そして荷桁が訪問した4月7日、8日は福島競馬場の2018年の開幕週ということもあり、場内も含めいろいろと盛り上がっていたのでございます。また、それ以外にも春の福島競馬らしいほのぼのした光景なんかもたくさん見ることができたので、そのあたりの様子をざざっとまとめて福島競馬場レポートの中締めとさせていただければと思います。大した内容ではないのでゆるゆるとご覧いただければ幸いです。



 そんなわけでまいりましょう。2018年、開設100周年を迎えた福島競馬場のとある春の日のレポートでございます...


福島競馬場の100周年



 さて。そんなわけで、福島競馬場100周年を迎えた2018年度の開幕週の福島競馬場の様子をご紹介していこう。



 福島競馬場で最初に競馬が開催されたのは1918年の6月18日のことだ。なので厳密にはちょうど100年を迎えるのは夏の福島開催の少し前あたりということになる。とは言いながら周年イヤーの初開催週ということで場内にもいろいろと写真のような周年を祝うボードなどが掲出されていた。



 荷桁が訪問した際は、函館競馬場の120周年のときのような派手なボードなんかはあまり見受けられなかったが、ソフトの面では楽天の則本投手と女優の武田玲奈さんに「福島競馬場 開設100周年アンバサダー」に就任してもらったり、福島競馬場開設100周年記念ソングにMONKEY MAJIKの「Fight This Storm」という曲を選定したりといろいろ盛り上げようと頑張っていた。



 ちょうど福島競馬がもっとも集客する夏の開催でオジュウチョウサンが平地500万の開成山特別に参戦したりということもあって、この年、福島競馬場はちょっとしたフィーバー状態であったと言える。



 しかし、荷桁の訪問時はまだ年度の開幕週ということもあってか、人出も含め、幾分落ち着いた雰囲気であった。




福島競馬場福島競馬場100周年記念デザイン馬券



 少し変わっていたところと言えば、馬券が福島競馬場100周年記念デザインになっていたということか。ちなみに、このデザイン馬券は第一回開催では荷桁が訪問した4月7日、8日のみ。第二回開催ではこれとは異なるデザインで全日発券されたそうだ。



 ちなみにこのときの1枠の馬は5番人気でケツから二番目でゴールしたということを付け加えておこう。まったく、情けなくなるほど馬券が下手やのう。




福島競馬場の記念馬券の裏面



 ちなみに、この馬券の裏面はこんな感じになっている。いくつかパターンがあり、何枚か買うとつながるぞ。




福島競馬場の100周年記念キーホルダー



 さらに、荷桁の訪問した初日には記念キーホルダーの無料配布も行われていた。何故かプロ野球の楽天ゴールデンイーグルスのロゴも入っている。先述のとおり100周年アンバサダーに楽天の則本投手が就任していたり内馬場の公園にこれまた楽天球団にスポンサードされたかのようなふわふわ遊具があったりするので、JRAと楽天球団はいろいろと連携してやる体勢になっているのかもしれないな。統計を取った訳ではないが、野球ファンと競馬ファンは被ることが多い気がするし、連携すること自体は悪いことではないだろうな。




福島競馬場の震災復興



 100周年のトピックス以外で、場内でハッと目についたのはこちら。いわゆる東日本大震災の復興をテーマにしたボードである。実は荷桁は2008年に福島競馬場に行ってから2018年に訪問するまで10年ほど福島競馬場に足を運んでいない時期があった。その間にあの東日本大震災があり、福島は中央競馬の場としては一番大きな被害が出た競馬場となってしまった。大阪に住んでいるためなかなか福島に様子を見にいくこともできず、久々に行ったこのときにはもう震災から7年が経っていたため、正直なところあまり震災のことも意識せずに福島競馬場に向かった感はある。しかし、こうしてボードを見るとやはりあの災害はどうでもいい存在には決してなりえないんだなあと改めて実感する。楽天球団とも、そういう意味合いで連携しているのかもしれませんな。




福島競馬場



 また、福島競馬場は例年、春・夏・秋の3開催が行われるのだが、今回春の開催に行けたことで、春、夏と二つのシーズンの旅打ちに行けたこともよかった。夏に訪問した時はちょうど七夕賞の日で非常に賑わっていて、そして暑かったが、今回は春と言うことで気候もよく、人出も適度で非常にいい雰囲気であった。




福島競馬場から眺める雪山



 まあ、気候がよいと言ってもついこの間まで冬だったため、東北だけあってまだまだ雪山は見えるし、防寒対策はきちんとしていった方がよいのだが、それでも日が差せばある程度は温かい。いつかは秋の開催にも行ってみたいものだなあ。




福島競馬場の桜をバックに馬が駆ける


福島競馬場の桜をバックに馬が駆ける



 この季節はなんと言っても桜がきれいだ。福島市自体、花見山などのある桜の名所的側面もあるので春の開催に合わせて福島で桜見物というのもある意味正しい楽しみ方である。ただこの年は桜の開花が遅れており、開幕週のときにはまだ全然見ごろではなかったんだよなあ・・・。




福島競馬場のパドックから眺める信夫山



 ちなみに、コースにある桜ばかり注目が集まるかもしれないが、パドック側にある信夫山の桜も非常にいい感じだぞ。もし余裕があればスタンド5階からゆっくり眺めてくれたまへ。




福島競馬場での田辺騎手通算400勝セレモニー


福島競馬場での田辺騎手通算400勝セレモニー



 またこの訪問時には田辺裕信騎手の通算400勝の瞬間に立ち会うこともできた。普段関西にいるとなかなか生で見られない騎手の面々の普段とは違った表情が見られてよかったのう。こういうことを言ってはアレだが、ローカル場を主戦場にしている騎手というのはいつも一生懸命騎乗していて個人的にグッとくるものがあるし、馬券的にもお世話になるケースも多い。関西には住んでますが今後も期待してまっせ。皆様。




福島競馬場



 さて。そんなわけでまとまったのかまとまっていないかと言われると、あまりまとまってはいないのだが、とりあえず福島競馬場レポートの中締めとしよう。



 100周年を迎えた福島競馬場を訪問してみて感じたのは、やはりこの競馬場は愛されているなあということだ。写真にある「FKC」のバンケットをいまだにそのままにしていることに象徴されるが、競馬場ができた経緯やレストランの業者さんに至るまで、やはりこの競馬場は福島の人たちとともにあり、その心意気はきちんと受け継がれている感じだ。ともすると中央の競馬場というのは地方競馬と比べて無味乾燥であるとの印象を持たれがちだが、福島競馬場ほど長年行政、市民、地元産業が一体となって盛り上げている競馬場が果たして地方競馬にあるのか?と問われれば、ドキリとする関係者も多いことと思う。歴史や数字など表面的な部分だけでなく、実際に福島競馬場を訪問し、福島の方に混じってレースを見ると分かる空気と言うものもある。皆様も福島競馬場を訪問した際には是非そんな空気を感じ取っていただきたいと思います。




福島競馬場のターフィーくん



 さて。っつーわけで、通算35本もの福島競馬場レポートを書いてしまいましたな。2018年の4月に訪問しているのに、レポートの書き始めは2018年の6月、そして書き終わりが2019年の1月ということで、いつになく牛歩な更新になってしまいましたな。



 まあそれだけ時間をかけて書かれたレポートたちだということで、暖かい目でお読みいただけますと幸いです・・・。というわけで福島競馬場レポートでした。また訪問した際には増補改訂・追加レポートもあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


 
 

福島競馬場 アクセス:

・◎本命

 公共交通機関を使うのならば路線バスしかない。福島駅からなら系統・本数も多いので便利。220円。詳しい行き方は福島競馬場レポートその5をご覧ください。

 時刻の詳細は以下リンク(福島交通公式ウェブサイト)から検索。
 https://www.fukushima-koutu.co.jp/bus/


・○対抗

 福島駅、または市内中心部のホテルからなら徒歩で行くのもおすすめ。市内を散歩しつつてくてく歩いていくのがいいと思う。駅から歩いても3キロ弱で時間にして30分ちょっと。散歩にはちょうど良い距離です。
 徒歩でのアクセスの詳しい模様は福島競馬場レポートその6をご参照ください。


福島競馬場 宿泊:

・◎本命
無難なのは福島駅周辺。3000~4000円前後の優良ビジネスホテルあり。周辺に飲食店も充実。レビューではリッチモンドが高評価だ。



リッチモンドホテル福島駅前

東横イン福島駅東口1

JR東日本ホテルメッツ福島


このあたりがリーズナブル。飲食店も多数。


・○対抗
 旅情あふれる旅打ち気分を味わうながら市内近郊にある温泉地も大いにアリだ。

土湯温泉 おもてなしの宿 旅館 松雲閣

飯坂温泉 旅館 小松や

高湯温泉 花月ハイランドホテル


 このあたりが、温泉地の旅館になるか。プラン次第では案外安く済む場合も。


・▲穴
 荷桁も利用したように、郡山駅前・いわき駅前と仙台駅前から福島競馬場行のシャトルバスが運行されているのに着目をするのならば、これらの駅に宿をとってみるのもおもしろい。旅打ちの幅もぐっと広がるだろう。




主なレース:


 福島牝馬ステークス・ラジオNIKKEI賞・七夕賞・福島記念など。共にG3。
 個人的にはオープン特別のバーデンバーデンカップが好き。


 
 
 
 



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