そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

金沢競馬場　その２２　～金沢競馬場　内馬場のポニーと謎のコンクリ～

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金沢競馬場の内馬場

＊金沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は金沢競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて。今回も金沢競馬場レポートを続けてまいりましょう。

　今回のレポートは金沢競馬場の内馬場についてでございます。日本の競馬場は内馬場に入れる競馬場もあれば、入れない競馬場もあるわけですが、金沢競馬場は中に入れるぞという競馬場なので、意味もなく行ってきた次第でございます。

　中央競馬の競馬場の場合は内馬場を遊園地にしたり、馬券売場にしたりといろいろやっているケースがあるのですが、地方競馬の場合はそんなにお金をかけることもできずに、わりと漠然と公園になっていたりするケースが散見されます。そういう意味では金沢競馬場はまさにその典型的なパターンなので、ややのっぺりとしたレポートにはなってしまいますが、そのあたりはご勘弁いただけますと幸いです。

　それではまいりましょう。金沢競馬場の内馬場でございます...

　さて。そんな訳で金沢競馬場の内馬場なわけだが、ひとまず最初に金沢競馬場の内馬場がざっくりどうなっているのかという部分を見ておこう。

　金沢競馬場の内馬場は大部分が公園のようなスペースになっている。写真のとおり大部分は芝生になっているのだが、一部遊具も設置されており、子どもが遊ぶことが可能だ。

　残りの１／５ほどのスペースには調教のための施設がある。まあ、ざっとこんな感じの作りだ。

　さて、そんな内馬場にはどうやって行ったらよいのかという部分だが、入場門からスタンドまでの間に、内馬場への入口がある。

　一応、金沢競馬場の内馬場は「ゆうえんち」ということになっており、このような楽し気な雰囲気になっている。

　一応、内馬場は競馬の開催如何によらず、公園として利用できるようである。競馬開催がある日曜日と祝日はポニー乗馬もできるとのこと。競馬場ということもあり凧揚げやボール投げは禁止。当然、犬猫の持ち込みもＮＧだ。平日であってもコースは調教で使われたりしているのでね。

　まあ、周りにあまり人が住んでいないというそもそもの問題はありながらも、無料で利用できる公園というのはありがたい存在であるとも言えよう。

　そんな訳で内馬場の遊園地にレッツラゴーである。

　遊園地に向かう通路通路としては幾分暗い気もするが、てくてくと歩いて遊園地へと向かう。

　通路を出るところにはあらためて注意書きの看板が。

　ボール遊びや凧揚げがダメだというと「じゃあフリスビーはいいんだよね？」などというバカがいたのか知らんが、ここではフリスビーもダメだと明記されている。まあ、このへんはきちんと守りましょうね。

　通路をゆっくりと上がると内馬場にご到着である。

　訪問したのが場外発売日であったため、荷桁以外に人は誰もいない。何やら寂しい感じではあるが、それはそういう事情でありますのでご承知おきください。

　ちなみに内馬場からは金沢競馬場のスタンドがよく見える。近くで見るのとはまた少し違った趣でいいものだ。

　さて。それでは、ゆるゆると内馬場の様子を見てまいりたいと思います。一応、写真のように芝生の間にやや荒れてはいるが舗装された通路があるので、それに沿ってウロウロすることが可能である。

　するといきなりパンチの効いた水道を発見。

　口からも下半身からも液体を放出するなんて、極限まで酔っぱらった自分みたいで何だか複雑な気分にならなくもないが、まあ考えてみれば自分が子どもの頃ってこういうの公園に行けばちょいちょいあったかもしれんな。

　そのほか、ベンチや小屋、藤棚など、一応休憩できるようなものは備わっているようである。馬券売り場も中継画面もない内馬場だが、こういうところでくつろぎつつ、お子さんを遊ばせつつ、ケータイで投票したりということは一応できると言ってしまってよいだろう。

　あと、やはり目立つのはポニーへの乗馬体験ができるポニーリンクか。本場開催日の日曜日ないし祝日の際にオープンするとのこと。金沢競馬は基本的に日曜日と火曜日の開催なので、主には日曜日に稼働しているということになる。雨天時は中止になることもあるようなのでご承知おきくだされ。

　ポニーと遊ぶ際の注意がイラストで描いてあるが、よりによって蹴られているシーンだけを大きく載せているところが、子どもたちの安全を第一に考えていて好感が持てる。

　ちなみに、対応してくれるお馬さんはこんなプロフィールである。もっとも看板が作られてから随分経っている可能性もあり、変わっているかもしれないが・・・。なんで馬が増えたり変わったりしたときに差し替えやすいような看板にしなかったんだろう。いや、別にいいんだけど、仕事の進め方として何だかモヤッとせんこともないぞ。

　通路は一応コーナーのほうまで続いており、内ラチの近くにまで進んで、レースを観察することもできるようになっている。写真は４コーナーに向かって続く通路である。

　最内に調教用のコースがあるため、ややコースは遠く感じるがこんな感じで見ることができるぞ。

　ウロウロしていると、芝生の真ん中に何かを発見。

　近づいてみると、何やらよく分からないコンクリートの塊であった。わずかに隙間があるので、スティーブンキングの「ＩＴ」みたいに怖いのが出てこないかビクビクしながらのぞいてみたが、下は土であった。何かの排水施設の跡なのか、なんなのかはよく分からないが、変なモノがあったので、一応記録しておこう。

　さて、ウロウロしているうちにけっこう長くなってきてしまったので、次回も内馬場のお話をば。金沢競馬場レポート、まだまだ続きます・・・。