日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 高知競馬場 > 高知競馬場その3 ~南国的馬券道~
高知競馬場スタンド
*高知競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は高知競馬場レポートその1からどうぞ。
今回も高知競馬場レポートの続きである。
写真は高知競馬場のスタンドだ。外見はわりと立派な感じだが、中はコンクリートむき出しで、わりとがらんどうとしていて薄暗い。夏場でもクーラーの存在をあまり感じることができないが、地方競馬っぽい郷愁は充分に味わうことができる。唐突に壁にハルウララが出てくるのがシュールだ。
さて、ここまでついつい売店やパドックまわりばかり見てきたものの、やっぱり当てて帰らないとしゃあないので、レースの話題にうつろう...
とりあえずレースの予想するにあたって、まずは高知競馬の騎手・調教師の主要どころを押さえておくとしよう(執筆当時)。
赤岡修次ジョッキー。WSJシリーズでも勝ち星を挙げた。
まず、高知競馬場の騎手リーディングといえば、それはもう誰が何と言おうと赤岡修次ジョッキーである。2009年の連対率は55%という成績で2回に1回は連に絡むというすさまじさである。
当然、毎レース本命を背負うことも多いので、狙い続けて当て続けても回収率はそこまでよくないかもしれないが、困ったらとりあえず赤岡Jに頼るという手は「当てて楽しむ」という地方競馬巡りをしていく上で大切なファクターを重視するには有効だろう。
ところが赤岡Jにつづく存在はというと、けっこう団子状態。ベテラン西川J、韓国遠征をしていた倉兼J、怪我から復帰の宮川実J、イケメン中西J、最近急成長の永森Jなどが勝ち星100勝・連帯率30%あたりでしのぎを削っている。
上の写真で赤岡Jの右に写っている、女性ジョッキーの別府Jも安定しているので、中央や競艇みたいに女性だからと見限るのは危険だ。
調教師は騎手以上に団子状態で、どこの厩舎も計ったように(失言)、連帯率20%くらいで勝ち星を分け合っている。その中で少し飛び抜けているのが、雑賀正光師と田中守師の2名。この2人は管理馬も多く多頭出しも多い。特に特別戦になると多頭出しが目立つので今日はどれで勝ちにいく日なのか(失言)をある程度頭のかたすみにおいておく必要があるだろう。
特に田中守師の管理馬と赤岡Jが組んだときには、すごく人気が被るので、それを軸にするか?高配当を狙ってあえてそれを外すか、など馬券の組み立てをするときには大いに悩むところである。
夕日を浴びる高知競馬場の直線。スタートはポケットが多く、直線が長いので前に行きたい馬は自分の形を作りやすい感じはある。
さて、騎手と調教師を把握したら、馬券の検討だ。
高知のコースは特に逃げが有利とか差しが届くという話をあまり聞かないコースで、直線は200mと地方競馬の標準。特徴的なのは最内の馬場があまりよくないので外にふくらむコース取りが多いというくらいだが、あまり予想のファクターにはならないだろう。
馬券の種類は全てあるが、基本的に3連単以外のオッズは地方らしくちょっと買ったらすぐ変動してしまうので、無難に3連単を買うのがいいだろう。
締め切り9分前だが、2000円しか単勝が売れていないのが分かる
何度か通った中で、個人的に思う高知の馬券のポイントだが、3連複のオッズが、レースが荒れるか荒れないかの判断のある程度の基準になるということだ。
3連複の1番人気・2番人気が飛びぬけて安いオッズしかつけない(2~3倍くらい)レースというのはかなりの確立で安い決着になる。逆に、3連複の1番人気が1000円以上つけて、なおかつオッズの人気が割れているときというのは比較的荒れ模様のことが多い。
まあ、こうして文字に起こして書いてみると当たり前のようだが、新聞だけ見ていると印がばらついてないことが多いので、参考程度にはなると自負している。
ただ基本的には売り上げも少ないので、あまり大勝負などはできないと思ったほうがいい。周囲の馬券オヤジたちも3連単を100円単位で5点くらいづつコツコツ買っているのがほとんどで、それはある意味この競馬場に関していえば正しい姿勢のように思える。
とは言いながら、頭数が少ない高知の「当たりそうで当たらない」感は競馬好きにとっては適度なハードルでやっぱり面白い。そしてついつい点数も増える(苦笑)。
ま、小金で1日ゆっくり遊ぶ心つもりで行くならば、こんなにいいところもないんだろうな。
>>高知競馬場レポートその4へ
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高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~
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高知競馬場 その3 ~南国的馬券道~
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