そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

福島競馬場　その２５　～福島競馬場グルメをあらためて～

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福島競馬場グルメの心臓部「ファーストフードプラザ」

＊福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて。ここまで駅からの道程やら、スタンドの中やら内馬場やらとダラダラ福島競馬場レポートを続けてまいりましたが、ここらでガラリと趣向を変えまして、福島競馬場グルメの話をしてまいりたいと思います。

　福島競馬場のグルメについては福島競馬場レポートその２にて少し触れているのですが、何せ１０年以上前の訪問かつ内容も非常に薄っぺらいということで、今回のレポートからしばらくは２０１８年の春開催で食べたものを中心に、あらためて福島競馬場のグルメをきちんとご紹介していければと思います。

　一気にご紹介をすると膨大な量になってしまうため、ひとまず今回のレポートでは福島競馬場のグルメについて全般的なお話をさせていただき、次回以降のレポートで個別のお店のメニューや食べたものなどの詳細なレポートをしていければと思っておりますので、ご容赦の程、よろしくお願いいたします。

　それではまいりましょう。福島競馬場グルメの話でございます...

　さて。それでは早速、福島競馬場のグルメの話をしていこう。

　福島競馬場のグルメはざっくり、ファーストフードプラザ、レストラン、売店の３つに大別ができる。その中でも最も存在感があるのはこちらのファーストフードプラザだ。スタンドの１階の中央部分にあり、２０１８年１１月現在で８軒ものテイクアウト系の店舗が軒を連ねる（ＰＷ時には６店舗が営業）、比較的大きなフードコートになっている。とりあえず何を食べるか迷ったらここに来ておけばよいし、おそらく福島競馬場の中ではもっともポピュラーなグルメスポットと言えるだろう。

　構造としてはお店がずらっと並んでおり、その前に立食用のテーブルが並んでいる（一部椅子があるテーブルもある）という直線型のフードコートだ。一部空き店舗もあるが集客力のあるゾーンなので開催が変わると新たなお店が入っているなんて可能性も大いにあるぞ。

　お店の前だけでなく、コンコースを挟んだ反対側にも立食テーブルが多数あるので、食べる場所がない！と困ることもよほど混雑していない限り、そんなにはないだろう。

　現状でのラインナップを羅列すると、蕎麦・うどんの「花月寿」と「桔梗」、肉料理の「上杉」、カレーの「カレーハウスジョイフル」、丼ものの「勝鶏どんどん」、和食おつまみの「鳥ぎん」、喜多方ラーメンの「赤井」、そして皆様おなじみの「吉野家」という面子が揃っている。ややガッツリ系が多く女子受けしそうなメニューは不足気味な感は否めないが、それぞれ個性があるお店でいわゆる全国チェーンも吉野家のみとご当地色もあるので、福島競馬場に来たからには一度は訪れていただきたいフードコートである。

　＞＞花月寿と桔梗の詳しい様子は福島競馬場レポートその２６を、上杉、ジョイフル、勝鶏どんどんの詳しい様子は福島競馬場レポートその２７を、鳥ぎん、赤井、吉野家の詳しい様子は福島競馬場レポートその２８を、それぞれご覧ください。

　さて。そんなファーストフードプラザだが、やはり立食で慌ただしく食べるのはちょっと・・・という方もいらっしゃるだろう。そんな時にはやはりレストラン食堂タイプのお店も外せない存在だ。福島競馬場にはいわゆるレストラン・食堂タイプのお店は２０１８年１１月現在、４店舗が営業しているぞ。

　まずご紹介するのは３階南側、ピーチプラザ近くにある「赤井」だ。和洋中から酒のつまみまでなんでもそろえるいわゆる食堂である。店内は落ち着いたテーブル席が主体で２～４人のグループには使い勝手がよいだろう。パークウインズ時も営業しているほか、先ほどのファーストフードプラザにあった「赤井」も含めて福島競馬場内に系列店と思われるお店も２軒ほどあり、福島競馬場の中でもかなりの勢力を誇っているお店と言える。

　＞＞赤井の詳しい様子は福島競馬場レポートその２９をご覧ください
　

　次にご紹介するのは同じく３階の北側ガーデンテラス近くにある「万松（まんまつ）」だ。万松はカレー、ラーメン、揚げ物系プレートランチなどが揃う、品数はさほどではないにしても比較的ジャンルは広いお店だ。テーブル席とカウンター席があるため、グループでも一人でも入りやすいのがありがたいお店である。お酒のあてもないことはないが、焼き鳥や唐揚げなどがメインで小鉢系のメニューはないので、基本的にはガッツリとメシを食うお店だと考えておいたほうがよいだろう。

　＞＞万松の詳しい様子は福島競馬場レポートその３０をご覧ください

　さて、お次に紹介するのは４階北側にある「精華苑」だ。

　ここはいわゆる中華料理のお店である。看板メニューの担々麺、五目焼きそばをはじめ品数は多くないが、街場の中華屋といった風情の旨そうなメニューが並んでいる。店内はカウンターのみだが収容人数が多く回転も速い。一応お酒もメニューにはあるが、おつまみメニューはほとんどないので、ダラダラ飲むというよりはサクッとメシを食ってさっさと出るというのが正しい使い方だと言えよう。いわゆるご当地メニューではないが地元に根付いたグルメという感じ。パークウインズでも営業というのもうれしい。

　＞＞精華苑の詳しい様子は福島競馬場レポートその３１をご覧ください

　レストラン４軒のうち最後にご紹介するのはこちらのサザンクロス。５階の北側に位置している。馬主席に近いこともあってほかの食堂に比べると気持ち価格帯が高めで、ステーキがあったりドリンクメニューにボトルワインがあったりするなどリッチな気分が味わえる。５階にあるが指定席の客しか入れないお店ではないので、もし午前中で穴馬券が炸裂した場合はリッチにサザンクロスに赴いてみるのもよいだろう。

　＞＞サザンクロスの詳しい様子は福島競馬場レポートその３２をご覧ください

　福島競馬場のレストランはこんなラインナップだ。少ないように見えんこともないが、中京が５軒、新潟が４軒、小倉が２軒という昨今の状況を思えば充分なラインナップだろう。

　ファーストフードプラザ、レストラン以外にも福島競馬場には多数場内売店も存在している。なぜかＪＲＡの公式サイトでは売店の存在がカットされているが、メインスタンドだけで１４軒もの売店が存在しているぞ（開催によっては一部閉鎖もあり。新聞売店は除く）。

　基本的にはドリンクがメインのお店がほとんどだが、軽食やパンやスイーツなどちょっとつまみたいものを充実させている。それぞれのお店をよくよく観察すると意外と個性があり、侮れない存在だ。

　＞＞福島競馬場売店グルメの詳しい様子は福島競馬場レポートその３３をご覧ください

　また、同様に、内馬場投票所にも「ジョイフルエンドー」、「赤井」というちゃんとした２軒のテイクアウト系店舗がある。だがこれもまた公式サイト上では売店という扱いになっており黙殺されているという何とも不憫なお店たちだ。

　比較的快適度の高い内馬場投票所において貴重なグルメなので、もっと注目度を上げていただきたいところだ・・・。

　＞＞福島競馬場内馬場グルメの詳しい様子は福島競馬場レポートその３４をご覧ください

　また内馬場の広場では本場開催時を中心にグルメイベントが行われることが多く、その際にはこうしたグルメカーも多数出店する。総じて保守的なメニューが多い福島競馬場グルメの状況を鑑みると、もし、ちょっと変わったものが食べてみたい！という場合はこちらのほうがよいかもしれない。興味がある方は事前にイベント情報をチェックだ。だいたいどんなグルメカーが来ているかは事前に告知されているぞ。

　さて。そんなわけで２０１８年現在の福島競馬場グルメの概況をざっくりお話しいたしました。次のレポートからは個別のお店のメニューなどについて詳しくご紹介してまいりますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします・・・。