日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その23 ~函館競馬場 グルメ いちいのイカ刺しがあった頃~
函館競馬場のスタンドから函館山を眺める
*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。
さて、函館競馬場レポートも23本目となりましたが、ここいらで再び函館競馬場のグルメの話をしていきましょう。
一応整理しておくと、荷桁は2013年と2016年に函館競馬場を訪問しており、2013年に訪問した際に食べたものを、函館競馬場グルメ前編、函館競馬場グルメ後編と2本のレポートにまとめている。
その後、2016年に訪問した際にも、2013年以上にいろいろと函館競馬場内の食べ物をいただいたので、今回、あらためて、函館競馬場のグルメをいろいろ紹介していこうと思っております。2013年にご紹介したお店や食べ物と被る部分なども若干出てくるかとは思うのですが、そのあたりは何卒ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
というわけで、はじめてまいりましょう。函館競馬場グルメ、まずは「いちい」からご紹介してまいりたいと思います...
今回ご紹介する「いちい」は函館競馬場において、レストランと売店を経営していたお店である。
なぜ「経営していた」と過去形になっているのかというと、実はこのいちいが2016年度をもって函館競馬場からレストラン・売店とも撤退してしまったのである!
荷桁が2016年にいちいを訪問して、いろいろなものをいただき、さあ2017年度の函館開催に向かう人のためにご紹介しよう!と思った途端この展開なので、タイミングが悪かったとしかいいようがない状態であるがこればかりは仕方がない。
よって残念ながら今回のレポートは函館競馬場に「いちい」があった頃の様子を記録として残す趣旨で書いておりますので、あらかじめご了承ください。
尚、いちいという屋号で検索すると、函館市内のほかの飲食店がヒットするので、もし競馬場にあったいちいと同じ系列であればグループ店は今も営業しているようである(ただウェブサイトによっては閉店しているかのような記述があったりして実際のところはよく分からない)。まあ興味がある方はそちらもあわせて調べてみてくだされ。
さて、辛気臭い話をしていても仕方がないので、さっそく在りし日のいちいを見ていくことにしよう。
まずはレストランタイプのいちいだ。函館競馬場はコンパクトな競馬場で、いわゆる食堂、レストランは3階の指定席入口前にしか存在していないのだが、2016年度まで唯一そこに存在していたのが、写真の飯処いちいである。
店内はこんな感じ。席数はそこまで多くないがこぎれいな店舗で、和食処っぽいかんじであった。場外発売時は営業していないようだし、まあこのくらいの規模感でちょうどよいのだろう。
こちらがいちいのメニューである。
やはり何といっても推しているのは、朝イカ刺し1450円である。これを定食にすると1850円と、なかなかのお値段だ。食事ものだとカレーライス720円、ざるそば720円が最安とやや強気な値段設定ではあるがそれを加味しても、けっこうなお値段である。
それでも、ここに来たらイカ刺しを食べなくてはならない、ということで、荷桁は朝イカ刺し単品と生ビールでしめて2050円というメニューをこちらではいただいた。まだ第一レース開始前だったというところは内緒にしておいていただきたい。
イカ刺しはこんな感じだ。
少し蘊蓄めいた話をしてしまうが、函館のスルメイカはお店によって出し方がかなり異なる。一般的に観光客が喜ぶのはさっきまで泳いでいたイカを捌いてすぐに食べるコリコリしたタイプのイカ刺し(活イカ)だ。透明で歯ごたえもあり、普段食べるイカ刺しとは全然違って非常によいのだが、一方で、イカの旨味や甘みを感じるのであれば、朝獲れてしばらくたったものや、冷凍のイカのほうがよいのだという意見もけっこうある。函館のイカ=活イカというように考えを固定してしまわぬようご注意くだされ。
いちいのイカ刺しはその中で言うと朝獲れのようで、もちろん歯ごたえなんかは活イカには及ばないが、しっかりとイカの味がして非常に美味であった。お値段はそこそこするものの、まあ食べてみるのは全然アリなんじゃないかという感じである。そう言ってみたところで、もういちいはないのだが・・・。
さて、そんないちいが撤退したレストランの跡地には、2017年より「飯処 駒場亭」というお店が入るようである。こちらも本場開催時のみの営業のようなので、メニューなどはまだよくわからないが、問い合わせの電話番号などから察するに、函館市の十字街にある「和ダイニング井井」というお店の系列店のようである。 和ダイニング井井は創作料理のお店らしく、駒場亭でどんなメニューを展開してくるかが楽しみなのだが、函館競馬場っぽいメニューを織り交ぜていただけるとよいなあと思うところだ。
さて、いちいはレストラン以外にも2階のフードコートにこのようなテイクアウト型の店舗も持っていた。
その名も「丼いちい」。その名のとおり丼ぶりやカレーを中心として、お酒やおつまみも売っているという、わりと万人受けしそうなタイプの売店であった。
カレーライス、かつ丼などのポピュラーなメニューのほか、唐揚げ丼、イカ天丼、イカ天カレーなどわりと個性派のメニューも取り揃えており、いい感じであった。
またおつまみ系も、ホタテやつぶ貝、イカ天串など函館っぽいものをそろえており、旅打ちをしている人間にとっては楽しい感じだったのも非常によかった。価格もつまみはだいたい200円以下と良心的であったし、ちょいとつまむにはいい感じであった。
荷桁は丼いちいでは、写真のイカ天丼をいただいた。これで490円とわりと安かったのもポイントが高かった。
見てのとおり、ご飯にタレをかけてイカ天と紅ショーガをのせただけのシンプルな丼ではあるが、これが結構ウマい。わしわしとかきこんであっという間にペロリと食べてしまいました。次はイカ天カレーや唐揚げ丼も食べてみようかなあと思っていたところだったので、撤退してしまったのは非常に残念である。
ちなみに、丼いちいが撤退した跡地には、カレーハウスCoCo壱番屋が入ったようである。
ココイチ発祥の地である愛知県生まれの荷桁からすると「函館まで行ってココイチかいな!」という思いはどうしても出てきてしまうが、JRAの公式サイトを見ていると、函館三昧カレー、いかメンチカレー、ホタテフライカレーなどご当地限定メニューっぽいものを出しているようでなかなか面白そうな感じだ。
場外発売時もオープンしているようなので函館競馬場を盛り上げる意味でもココイチにもぜひ頑張っていただきたいところである。
さて、撤退してしまったいちいに関して熱く語ってしまいました。次回以降も函館競馬場にあるグルメをしっかりとご紹介してまいりたいと思います・・・。
>>函館競馬場レポートその24へ
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