日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その24 ~函館競馬場 グルメ あじさい はつね 福三 美鈴~
函館競馬場フードコートのあじさいの塩ラーメン
*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。
さて、前回のレポートに引き続き、函館競馬場のグルメの話を続けてまいりましょう。
前回は既に撤退をしてしまった「いちい」というお店を紹介しましたが、今回はフードコートで頑張っている、4軒のお店をご紹介してまいりたいと思います。開催期間が短い函館競馬場は常設のグルメ関係のお店が少なく、レストランがわずかに1軒、ほかは8軒の売店・テイクアウト方式のお店でまわしているという競馬場だ。
少ないながらもなかなか個性が強いお店が多いので、何を食べようか迷ってしまうのですが、今回は二日をかけてけっこういろんなものを食べましたので、参考にしていただければと思います...
さて、つーわけで、函館競馬場のフードコートにやってまいりました。函館競馬場のフードコートはスタンド2階の4コーナー寄りにある。
ムチャクチャ広いというわけでもないが、それなりの広さの空間の真ん中に立食形式のテーブルが並んでいて、隅に椅子があるカウンター席がある感じだ。まあ競馬場の規模の問題もあり、余程の繁忙日を除けばえげつない混み方というのはしなさそうな感じである。
2017年現在、函館競馬場のフードコートには、ラーメンの「麺厨房 あじさい」、そばの「そば処 はつね」、焼きそばの「福三」、ドリンクと軽食の「美鈴」、カレーの「カレーハウスCoCo壱番屋」、そしておなじみ「Two days」の6軒のお店が営業をしている。前回のレポートで申し上げた通り、訪問した2016年当時はココイチではなく「丼いちい」というお店が入っていたため、ココイチのご紹介はできませんので、あしからずご容赦ください。
さて、ではさっそくお店を見ていこう。
まずは「麺厨房 あじさい」である。あじさいは函館では有名なラーメン店で、北海道内にこの競馬場内のお店も含めて6店舗を展開しているチェーン店だ。適当な売店のラーメンではなく、きちんとしたラーメン屋と考えていただいてよいだろう。
看板メニューは函館市の名物でもある塩ラーメンである。臨時出店などがなければ函館競馬場内には基本的にラーメン屋はここしかないため、せっかく北海道に来たのだから競馬場でもやっぱりラーメンを食べたい!という方は、ここを目指しておけばOKである。
塩ラーメン以外にも正油ラーメン、野菜ラーメン、あんかけ焼きそば(期間限定の可能性があるのでご注意)などいろいろあるので、「昨日の夜飲みに行って塩ラーメン食っちゃったよー」などという場合でも、行ってみれば案外好みの味があるかもしれませんぜ。
サイドメニューとして揚げパンや、あじさい系列のカフェの商品と思われるハンバーガーなども売られている。
ラーメンだけで勝負!というわけでもなくいろいろやっているので、訪問してみた際にはこのころにはなかった何か変わったメニューが置かれていないか観察してみてもいいかもしれない。
さて、ここあじさいでは当然のことながら塩ラーメンをいただいた。ノーマルな塩ラーメンで訪問時700円である。やや割高な気がせんでもないが、専門店のラーメンだと思えばまあこんなものだろう。今あじさいの公式サイトを見たところ塩ラーメンは750円という値付けだったので、競馬場のお店についても少し値上がりしている可能性についてはご了承くだされ。
お味は当然のことながら美味い。ラーメンに詳しくないので適当な発言かもしれないが、正統的な函館の塩ラーメンという感じだ。やや具がもの寂しいので、そういうのがどうかという方はトッピングしたり、チャーシューメンにしたほうがよいかもしれない。非常に安定感のあるラーメンで、次は違うお味にもチャレンジしてみたいところである。
さて、お次は「そば処 はつね」である。函館市にほど近い七飯町に同じ屋号のそば店があるので、おそらくそこの系列だと思われる。
屋号のとおりそば・うどんを中心に勝負しているお店で、かけそば320円をはじめ、比較的リーズナブルに食事ができるため、おっちゃんを中心に繁盛しているお店だ。開催中は学生アルバイトを大量に入れる傾向にあり、あまり慣れない手つきで高校生くらいのお姉ちゃんが一生懸命そばを作ってくれるというのもご愛敬なお店である。
こちらでは「がごめ昆布そば」630円をいただいた。
がごめ昆布というのは主に函館近辺でとれる珍しい昆布で、その独特の粘り気と栄養価の高さで最近ジワジワと人気が出てきているご当地食材である。
写真だと分かりづらいが、刻まれたがごめ昆布が入っており、粘り気がスープに溶け込んでけっこう美味しくいただける逸品である。さっぱりしたそばということもあるので、前日函館の夜で調子に乗り過ぎて食欲が・・・などという場合にもおススメのメニューである。
はつねはそばの他にも、手作り感あふれるおにぎりや、唐揚げ、きゅうり一本漬けなど、骨太な感じのサイドメニューが幅を利かせており何ともいい感じだ。何となく浦和競馬場の売店を彷彿とさせる雰囲気である。
荷桁も、たまらず唐揚げときゅうりをいただいた。唐揚げは見てのとおり、ジャンボリーサイズでいい感じである。下味ががっつりついた荷桁の好きなタイプの唐揚げでビールのお供に抜群である(そういえば北海道では鶏のから揚げをざんぎと言ったりするがここでは違うのう・・・)。この2つを買っても420円なので、値段に対しての満足度は高い。そばを食う以外にも何かと利用価値のあるお店なので、是非のぞいてみてくれい。
さて、お次は福三である。福三は中央の競馬場ではおなじみの屋号のお店だが、扱っているメニューなどを見ていると、函館競馬場の福三も同じ系列の福三のようである。焼きそば、アメリカンドッグ、フランクフルトなど、おなじみの福三のメニューが並んでいて、何だかこれだけ見ていると府中や中山にいるような感じである。
函館競馬場の福三でもっともそそられる食べ物は実はこのもつ煮込みである。大鍋でグツグツと煮込まれている様はまさに、正統派の煮込み。何とも美しい光景だ。
っつーわけで福三のもつ煮込みはこんな感じである。430円という値付けだが、もつの割合も高く、いい感じだ。味は典型的な関東のもつ煮込みといった風情。北海道であまり夜に飲んだことがないので北海道のもつ煮がよく分からないというのもあるが・・・。まあもつ煮好きであれば普通に美味しく食べることのできる味であろう。
さて、お次は「美鈴」である。これで「みれい」でも「みりん」でも「びれい」でもなく「みすず」と読ませるのでご注意くだされ。
実はこの美鈴は函館市内を中心に複数店舗を展開している「美鈴コーヒー」の系列店である。先ほどのあじさい、はつね、同様ご当地のお店が入っており、案外地元の業者を大事にしている競馬場だなということが分かる感じだぜ。
基本はドリンクコーナーとしての性格が強く、めしものはカレー、焼きそば、弁当などが主流というお店だ。
美鈴に並んでいる商品の中には、地元のお店から仕入れたと思われるメニューもちらほら置かれている。こちらは地元の福徳餅の茶飯である。
何となく気になったので、このパックの茶飯を買って食べてみたのだが、上品な味でけっこう美味かった。これまで競馬場で茶飯というと、中山競馬場の下辰が思い浮かぶかもしれないが、また少し違う雰囲気である。お年寄りなんかはこういうの好きなんだろうな。皆さんも美鈴の店先の商品を観察して、面白そうなものがないか探してみてくれたまへ。
さて、以上4軒が函館競馬場のフードコートの主要店舗たちである。見てのとおり、比較的どの店もご当地を意識したお店で楽しい感じなので、皆さんも、是非どうぞ。
次回、もう少しだけ函館競馬場のグルメでいきたいと思っております・・・。
>>函館競馬場レポートその25へ
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