日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その21 ~風の広場周辺 馬頭観音、ふれあいパドック~
函館競馬場
*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。
函館競馬場レポートも21本目となりました。
前回のレポートまでは函館競馬場のスタンドを主に見てまいりましたが、今回からは函館競馬場のスタンド周辺の様子をぶらぶらと見て行ければと思っております。
まずはタイトルにありますように「風の広場」と名付けられました公園ちっくな広場あたりからスタートして、周辺を観察していければと思っております。まったりしたレポートが続いて恐縮ですが、何卒、よろしくお願いいたします...
さて、とは言ってみたものの、風の広場っつーのは一体どこやねん?という方も多いと思うので、まずは簡単な場内マップで確認しておこう。思えばこれまで、五稜の広場、雲の広場、光の広場と函館競馬場にある広場をいろいろ紹介してきて自分でも訳が分からなくなってきているふしがありますので(しかも名前がいちいち抽象的なのでシャッフルしてもまったく違和感がないのがさらに困ったところだ)。
マップをご覧いただくと、左のほうに既にご紹介したスタンドとパドックがあるのがご覧いただけるかと思う。今回のレポートでは右にある「風の広場」と「ふれあいパドック」を中心にご紹介していく予定です。
左上にある「ふなっしーイベント会場」というのはこの日たまたまふなっしーが函館競馬場に来てトークショーをするというイベントがあったためである。ショーの模様はまた追ってご紹介することにするので、ここでは黙殺しておいてほしい。
っつーわけでさっそく風の広場の様子を見て行くことにしよう。写真は風の広場からスタンド方面を眺めたところだ。
広場というと遊具みたいなものがあるかもしれないが、この風の広場はあくまでまったりするための広場という位置づけである。写真にあるように多少飲食店の類は出店しているが、基本的には芝生や花壇があり、その周辺のベンチなんかでくつろげるようになっていると思っていただければよい。
ちなみに次回のレポートでやるが、遊具などがあるのは緑の広場という内馬場にある広場である。どんだけ広場あんねん函館競馬場よ。
ま、こんな感じで花壇やらがありベンチがあるので、のんびりしてい方や基本馬券は買わないけど、何となくついてきてしまった、みたいな人にとっては過ごしやすい空間だと言えよう。
写真のとおり、お手洗いもあるので、もよおすたびにいちいちスタンドまで戻る必要もない。実に快適である。
ちなみに、この風の広場のすぐ裏には以前のレポートでご紹介した駒場団地がそびえたっている。
どうですこの距離感?ゴール板は見えないかもしれないが、それでも向こう正面~4コーナーくらいまではばっちり観戦できる立地である。うらやましい。
さて、この風の広場を一番奥まで行くと、函館競馬場の馬頭観音がお出ましだ。全馬の無事を祈るファンが訪れるスポットである。
函館競馬場の馬頭観音は石碑タイプである。さすがに歴史ある競馬場だけあって、しっかりした雰囲気だ。
ちなみに、この馬頭観音の脇には少し小さいが三面馬頭観音の像もある。市中の馬頭観音を観察している方はご存知かもしれないが、馬頭観音には一面二臂、一面四臂、三面二臂、三面四臂、三面八臂、四面八臂などけっこうバリエーションがあるので、そういうのを見るのが好きな方は、こちらの像も見逃さないようにしてくだされ。
さらに三面馬頭観音像の反対側には遭難馬慰霊塔なるものもある。
おそらく函館競馬場で故障や疾病を発生し、命を落とした馬たちを慰霊しているのだろう。こうした不慮の事故は絶対に競馬についてまわるとは言え、やはりファンとしては無事故を祈りたいところでございます。。
ちなみに、馬頭観音の近くにはこんなのも。
実は平成3年の夏開催時に馬番連勝式勝馬投票券の併用発売が、北海道地区で試行されておりその記念碑である。全国的には同年10月からスタートしているため、実は函館競馬場は中央の競馬場で最初に馬連が発売された競馬場なのである。だから何だと言われるとアレだが、まあこういうもんもあるよということで一応。
これまた一応のご紹介ではあるが、函館競馬場には函館市の木として知られるオンコの木も植樹されているぞ。学名の「イチイ」は函館競馬場にあったレストランや売店とも同じ名前だが、ここから取られているのだろうか・・・。まあ、これも興味がある方はというレベルか。
というわけで、風の広場は休めるだけではなく、ややオタッキーなスポットも含めていろいろありますので、もしお好きな方はブラブラしてみてくだされ。
さて、スタンド外のもうひとつの主要施設、ふれあいパドックを見て行くことにしよう。ここはネーミングからもお分かりいただけると思うがレース前に周回するパドックとは別に、馬とふれあったり、見物するのに特化したパドックである。
一応、場所としてはスタンドの4コーナー側の脇にあるので、すぐ分かるかと思う。
柵で囲われていて、係の人が入口に立っているので、そこから入ればOKである。
ふれあいパドックでは体験乗馬のイベントをはじめ、いろんなイベントをやっているのだが、荷桁が訪問した日は、たまたま往年の名馬に会えるというイベントをやっていたぞ。この時は2頭の名馬にお目にかかることができた。
名馬の一頭目はバランスオブゲーム号だ。
既にご存知の方も多いと思うが、GII競走を6勝(歴代最多記録)したという渋い馬で、05年に競馬を始めた荷桁としては割と興奮してしまう馬である。引退後は種牡馬となっていたが、2012年に種牡馬を引退、今は苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となっている。入口のところでノーザンホースパークの売店が出ていたりしたが、この馬と関連したバーターかもしれないな。
もう一頭は2010年天皇賞春を勝ったジャガーメイルである。この馬も何度も生観戦した思い出深い馬だ(実は現役当時はあまり好きな馬ではなくそんなに買ってなかった)。この馬もノーザンホースパークで繋養されている馬だ。
実際のところ、荷桁は競走馬に対してはそこまで想い入れが深いタイプの競馬ファンではないのだが、2頭ともこうして久々に見ると、当時の思い出も相まってテンションが上がる。地元の方ならこうしたイベントをやっているのを狙っていけると思うが、旅打ちで函館競馬場に行くとなると行った時にたまたまこういうイベントをやっていたらラッキーという感じになってしまうかもしれないな。
一番残念なのはせっかく行ったのに馬券に夢中でこうしたイベントを逃してしまうというパターンだと思うので、行った際にはふれあいパドックで何をしているかも一応チェックしておくとよいだろう。
ちなみに名馬に会える系のイベント以外にもこのような馬車に乗れるようなイベントもやっていたりするぞ。
写真は2013年訪問時のものだが、東京競馬場などでも活躍していたフリージアン・ホースのタベくんが函館まで遠征してきて馬車を曳いていたのね・・・。これを書いていて今更気が付いたわい。
さて、いかがでしたでしょうか、函館競馬場の風の広場とふれあいパドック。お子さん連れでお越しの際などは利用するシーンも多いかと思いますので、うまく活用してくだされ。
さて、これでスタンドとその周囲はだいたいご紹介しつくしましたので、次回のレポートでは函館競馬場の内馬場を見ていければと思います。
>>函館競馬場レポートその22へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
旭川競馬場 その1 ~北に競馬があるから~
帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
*函館競馬場に関する記事は以下にもあります。
函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
函館競馬場 その2 ~函館のアホ~
函館競馬場 その3 ~日本全国競馬場制覇~
函館競馬場 その4 ~美しく小ぢんまりした競馬場~
函館競馬場 その5 ~函館競馬場パドック~
函館競馬場 その6 ~はなみちで馬の流れを見逃すな~
函館競馬場 その7 ~函館競馬場 スタンド~
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函館競馬場 その10 ~函館競馬場 グルメ 後編 ラッキーピエロ・ハセガワストアほか~
函館競馬場 その11 ~函館競馬場 アクセスと駐車場~
函館競馬場 その12 ~函館競馬場 指定席の整理券配布~
函館競馬場 その13 ~函館競馬場を一周してみる~
函館競馬場 その14 ~場内に入るその前に~
函館競馬場 その15 ~パドックシートとスタンド1階~
函館競馬場 その16 ~ダッグアウトパドックに行ってみた~
函館競馬場 その17 ~スタンド2階 雲の広場とホースヴィスタ~
函館競馬場 その18 ~スタンド3階 光の広場~
函館競馬場 その19 ~函館競馬場 指定席~
函館競馬場 その20 ~芝生席・一般席とグループシート~
函館競馬場 その21 ~風の広場周辺 馬頭観音、ふれあいパドック~
函館競馬場 その22 ~函館競馬場 内馬場の公園 緑の広場~
函館競馬場 その23 ~函館競馬場 グルメ いちいのイカ刺しがあった頃~
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