そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

大井競馬場　その１７　～大井競馬場グルメ　その２　フードストリートふか河～

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大井競馬場のメインコンコースを見下ろす。

＊大井競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は大井競馬場レポートその１からどうぞ。

また、大井競馬場は２０１４年以降大規模な改修が行われたため、レポートが現在の様子と大きく異なる点があることをご承知おきください。

　さて、大井競馬場グルメ、ということでどんどんまいりましょう。

　１回目の大井競馬場グルメレポートでは牛すじ煮込みで有名な第一仲商店さんをご紹介いたしました。今回ももつ系メニューで人気のお店を取り上げていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします...

　さて、大井競馬場にはスタンド以外の部分にも多くのお店があるのだが、その最右翼とも言えるのが、スタンド裏手、パドック近くにある、こちらのフードストリートと呼ばれる屋台群ではないだろうか。

　おにぎりと串カツの「おに平」、上海やきそばが売りの「上海」、ラーメンと揚げ物の「勝喜」、お好み焼きと揚げ物の「嘉門」、メロンパンの「わくわくメロンパン」、もつ煮込みの「ふか河」と６軒のテイクアウト店が軒を連ねている一角である。

　こうしたテイクアウト店の充実っぷりが大井競馬場の食料事情を下支えしているのは言うまでもないだろう。中央の競馬場はただの売店ばかりで、こうした尖った感じの魅力的なテイクアウト店が少ないのでおもしろみがないんだよな。

　また、大井のこういうお店では小さいところでも必ずビールが買えるのがよろしい。ただ、生一杯６００円は高いぞ。

　さて、そんなフードストリートから今回ご紹介するのは、もつ煮込みがイチオシの「ふか河」である。え？前回もモツで今回もまたモツかよ！ですって？だって、荷桁はそういう食い物を偏愛してるんだからしょうがないじゃないですか。うおー！臓物サイコー！！（意味不明）

　っつーわけで、ふか河。勝手に撮影。

　ここはカレーとかうどんとかラーメンとかいろいろあるのだが、基本的には煮込みを中心とした酒のつまみが充実しているお店だと認識している。

　お店の前にはこうした手作り感溢れるお惣菜的なおつまみがずらり並ぶ。野郎２人で来ているときなどにはこうしたものを買い込んでシェアしつつだらだら飲むのも非常にオツなものであろう。

　大井に限った話ではないが、大体競馬場のメシ屋というものは「これは手をかけてきちんとやってるメニューです」という勝負メニューと「これは品数を増やすためのメニューで、ぶっちゃけインスタントですわ」というなあなあメニューが混在していることが多い。

　したがって、メシを決めるときは店の雰囲気や厨房の構造などから瞬時に勝負メニューを推測して注文するというスキルが常に求められてくるのである。大鍋でぐつぐつ煮立っているものや、鉄板でジュージュー焼いているものであればすぐに判断もつくが、既に完成しているものの作り置き（特にたこ焼きや揚げものに注意！）、もしくはうどん・カレーなどは眼力が必要である。

　中央の場合はほとんどが後者で、また田舎の地方競馬場は前者が多いので、こうした大井クラスの競馬場で特に求められるスキルかもしれないな。って、俺はなんつーくだらないスキルの話を延々としておるんでしょうか・・・。

　話をふか河に戻そう。荷桁のおすすめはこちらの「煮込み丼」である。

　たしかお値段は４５０円に上がったんだったか。荷桁が大井に来始めた頃は３８０円で供されていて、そのコスパのよさに涙したものだが、さすがにいつの間にか値上がりしていた。ちなみに生卵をここに落とすことも可能である。それでも５００円くらいだ。ボリュームもある。荷桁は大井に行くたびにこの煮込み丼を食べていた。なので、実は大井のグルメは数行っているわりにそんなにバリエーションはないのである・・・。

　もともと野菜が多めでヘルシーなのに加え、汁もあっさりしており、メシにかけて食べればパラダイスである。野菜にも味が染みててうまいんだよなこれが。

　うどんやラーメンに、この煮込みをトッピングすることも可能なので、興味のある方はどんどんチャレンジしてみるとよいだろう。

　ちなみに、荷桁がふか河をよく使う理由として、この店では「ホッピー」を供してくれるという点がある。

　前述のように、大井は生ビールが６００円と極めて高単価に設定されてしまっているので、なかなか手を出しづらいものがあるのだが、ホッピーであれば５００円で済むので、荷桁は大井では必ずホッピーやサワーを飲む事にしているのである。そもそも煮込みにはホッピーが合うというのもあるし。

　ちなみにホッピーを出す店は大井の中でも限定的なので、目を皿のようにして探してみてください。あるとこにはありますよ。

　ふか河はホッピーを目の前でぐいぐい注いでくれるので、非常にそそる。

　中と瓶一本がコップに入りきらないので、途中で「はい、ここで一口飲んで」と言われるのもご愛嬌だ。ちなみに、瓶は投げ込み防止のためかお客に渡してはならないと指導されているらしい。だからみなさんもちゃんと途中で一口飲んであげてください。