日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 福山競馬場 > 福山競馬場 その15 ~勝手に福山騎手名鑑 第一弾~
福山競馬場パドックジョッキー整列
*福山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福山競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。今回も福山競馬場レポートでございます。廃止直前の様子をご紹介しております。
前回までのレポートでスタンドをうろついて、メシも食ってしまったのでスジから行けばあとは馬券を買って、福山競馬場とはお別れ・・・というパターンなのですが、今回は福山競馬場の騎手のみなさんをご紹介したいと思います。
もう廃止となって半年経ってしまうわけですが、ここいらでもう一度福山競馬場をにぎわせた騎手たちをきちんとご紹介しておくというのもスジというものです...
廃止直前の福山競馬場には全部で19人の騎手が騎乗していた。
うち、畑中騎手、青柳騎手は金沢からの短期騎乗、高野騎手は大井からの短期騎乗なので、実質は直前に移籍してきた下村騎手を入れて16人が福山所属騎手と言えた。うち岡田騎手はJRAの騎手試験に合格していたため少し早く福山を去ったため、最終的に廃止時に福山に在籍していた騎手は15人となる。
現在はほかの競馬場で騎手をしている人、別な仕事をしている人などいろいろだ。
そんな面々を大井や名古屋、水沢でやってきたように、一人ひとり写真つきで紹介していきたいと思います。
アイウエオ順で、まずは池田敏樹騎手。現在は笠松競馬に所属し、騎手業を続けている。
福山では若いながら、リーディング五指には必ず名を連ねていた、安定感のある騎手だった。2003年にはNARグランプリ2003地方競馬優秀新人騎手賞と第36回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞地方競馬新人賞を受賞するなど、デビュー時からその素質は高かった。
ムツミマーベラスでの快進撃も記憶に新しい。新天地でも活躍をしていただきたいところである。
お次は嬉勝則騎手である。現在は高知競馬所属だが、2013年春からは韓国の釜山競馬場を主な主戦場にしている。
これで「うれし」と読ませる変わった苗字である。
リーディングではそんなに上位というわけでもないが、大きいレースに強いイメージで、重賞戦線では活躍する傾向にある。中央で言うと池添騎手みたいな存在かな?
最近では数々の重賞を勝った福山の看板ホース、クラマテングの主戦だったことでも知られる。平場のレースでも穴(それもけっこうな)を開けることが多々あり、無視できない存在であった。福山の個性派である。
続いてご紹介するのは岡崎準 元騎手。現在は騎手業を引退している。
岡崎騎手は益田競馬でデビューし、魔術師と呼ばれた名人芸で頭角を現し96年に福山に移籍。廃止時には福山けいば最年長ジョッキーにして福山では初の3000勝ジョッキーという、福山の重鎮という存在であった。
50歳を超えてからもリーディング上位に常に位置し、最後にはモナクカバキチとのコンビで福山競馬場を盛り上げるなど福山競馬にとっては一番の功労者であると言えるのではないだろうか。引退が惜しまれるが、お疲れ様でしたと言うほかはないだろう。
続いて、岡田祥嗣騎手。現在はJRA所属の騎手として知られる。
個人的には最初に、岡田騎手を意識したのは2008年の斑鳩ステークスである。たしか、東京にフェブラリーSを見に行ってたときの裏メインだ。馬柱からグランプリオーロラという馬で勝負しようと思ったら、鞍上が見たこともない騎手だったのだ。失礼ながら「岡田って誰だコイツ・・・若手?」とか思いながらも複勝に当時としては大金だった3000円をつぎ込んだのだが結果はクビ差で8番人気4着。わりと走るであろうことは予想していただけに「お、おかだあ、なにやってんだよ!・・・・だれか知らんけど・・・」とがっくり来たことは今も鮮明に覚えている(ちなみにその時の斑鳩ステークスの勝ち馬はショウワモダンである)。
でも8番人気を4着に持ってくるんだから腕はいいんだろうなと思って最終12レースにも騎乗していた岡田騎手で勝負したら今度は5番人気で11着と大敗。再び「お、おかだあ・・・」の憂き目にあってしまった。
その後、2008年の夏に福山競馬に初めて行ったとき「・・・なんか見覚えある名前だな!」と思ったらそれが岡田騎手だったのである。福山ではリーディングの常連で、頼れる男だった。馬券でも世話になりました。
現在中央ではなかなか騎乗馬に恵まれていない印象だが、息長く活躍してほしいところである。
お次は片桐正雪騎手。現在は高知競馬に所属している。
2012年9月から静養中で騎乗はないが、静養前は福山競馬の名脇役的な存在であった。2003年~2005年頃に一時代を築いたアラブ馬のスイグンの主戦としても知られる。回復してまた元気な騎乗を見せてほしいところだ。
さて、しばらくこの騎手シリーズを進めてまいります。
>>福山競馬場レポート16へ
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紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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