京都競馬場 その25 ~京都競馬場 グルメ まとゐ鮨・レストラン藤・AMON~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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京都競馬場まとゐ鮨
京都競馬場のまとゐ鮨


*京都競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は京都競馬場レポートその1からどうぞ。







 荷桁です。


 京都競馬場レポートもついに25本目になってしまいましたが、今回も粛々と京都競馬場のグルメの話をしていければと思います。毎度のおことわりですが、京都競馬のグルメ全般については京都競馬場レポートその21にてざっくり語っておりますので、そちらをお読みの上で今回のレポートもお読みいただけますと話が早くてありがたいところです。



 さて、今回も京都競馬場の食堂をご紹介していくわけですが、今回ご紹介する3軒のお店はいずれも一般席の中では比較的高い階の4階、6階にあるお店となります。高い階にあるお店なので、普段なかなか足を運ばないという方もいるかもしれませんが、3軒ともパークウインズ時も営業しているお店で、特に指定席エリアで場外発売を買われる際は使う機会も増えるお店になるかと思います。



 まずは、冒頭の写真にあります、まとゐ鮨からご紹介をしてまいりましょう...


京都競馬場まとゐ鮨



 という訳でまずはビッグスワン4階にある、まとゐ鮨にやってきた。



 まとゐ鮨は屋号が示しているとおりお寿司のお店である。阪神競馬場の寿司店が半分回転寿司だったのに対して、まとゐ鮨はいわゆる「回らない寿司屋」で、店内はテーブル席とカウンターのみの構成になっている。



 回らない寿司屋だからと言って特に構える必要もない。会計は極めて明朗で、上握りなど桶で頼めるもの、うどんなどとのセット、そして主にカウンターで職人さんとやりとりしながら注文する皿寿司とが入口のショーケースで示されているのでどれにしようか選べばよいだけだ。桶やセットは食券制だが、皿寿司は店内で注文し、あとで精算するシステムとなっている。



 荷桁は酒をダラダラと飲みながらちびちび寿司をつまむタイプにつき、ここでは2カン単位の皿寿司を頼むことが多い。




京都競馬場まとゐ鮨のお寿司



 まとゐ鮨の皿寿司は基本は2カンで240円または460円となっている。こちらのサーモンとハマチは260円の皿である。



 見てのとおり、まあ、しっかりした寿司だ。バイト君が機械が握ったシャリに刺身の切れ端を乗せている類の寿司ではなく、職人さんがしっかりと握っているお寿司である。大阪はちょいちょい回転寿司でなくとも激安の皿寿司を出す店が市中に存在しているが、まあそれを踏まえても価格設定が240円なら高すぎるという印象はない。ほかにもエビやタコなど比較的仕入れが季節に左右されにくいネタが240円皿で供されている。タマゴもそこにラインナップしているのだが、よほど職人技が光るタマゴ焼きならともかく、240円はちとキツくないかと思う部分はある。




京都競馬場まとゐ鮨のお寿司



 460円皿は、まぐろ、トリ貝、穴子などがラインナップしている。写真は関西ではおなじみ、うなぎ寿司である。



 先ほど240円皿はまあ程よい価格設定だということを申し上げたが、逆に460円皿はちょっと割高な印象である。ネタの質がどうこうというより、例えば寿司屋に来たならば食べたいと思う方が多いであろうまぐろが460円というのはちとサービス精神に欠ける気がするし(ちなみに荷桁個人の話をすれば、いわゆる赤身のマグロはあまり寿司屋でも居酒屋でも注文しない)、そもそもビールが530円とかするのだから、ビールと寿司2カンでもうほぼ1000円というのはちとキツイ価格設定だと思わざるを得ない。



 まあそうだからこそ桶の寿司が値打ちがあるように見えてくるような部分はあるのだろうが、460円寿司の利益率についてはもう少し考えていただきたいところだ。




 とはいえ、綺麗で高級感のある設えの店内で寿司をつまめばリッチな気分になれることはうけあいだし、場内では相対的にわりとまともな店ではあるので、思わぬ万馬券を取ったら、まとゐ鮨での食事もぜひご検討を。





京都競馬場のレストラン藤




 さて、お次はまとゐ鮨と同じフロアにある、レストラン藤を見ていくことにしよう。



 先ほどのまとゐ鮨から一気にいかにもな京都競馬場のレストランに戻った感があるぜ。1つ下のフロアにある京藤との名前の混同にも注意しておきたいところである。

 


京都競馬場のレストラン藤



 レストラン藤のメニューはこんな感じである。まあ、カレーやらうどんやらにしんそばやら、他店さんとそう変わらないメニューが同じような値段で並んでいる。世の中には星の数ほどの食べ物があるのに、なぜ示し合わせたようにこの辺に落ち着くのだろうか・・・。



 敢えて特徴を挙げれば酒のつまみは、そこそこの種類があり、ちくわの天ぷら(210円)、スパサラ(150円)、ひじき(150円)、コロッケ(260円)、揚げ餃子(260円)などがラインナップしている。字面からも、その内容に期待できる雰囲気ではないが、酒飲みにダラダラ店内に滞在してもらい、ビールやら焼酎やらを飲んでもらおうとしている意図は感じられる。しかし唐揚げ単品は360円なのに、唐揚げ定食は820円というのはどうなんだろうか・・・?唐揚げの量が仮に倍になっていたとしても高い気がするが。




京都競馬場のレストラン藤



 ちなみに、レストラン藤の一押しは藤定食(770円)である。酒の切り身になんと玉子焼きがついているという一品だ。写真のとおり、売り切れるほどの大人気商品だ。



 この国民宿舎の朝食のような内容に770円の値付けをして一押しするレストラン藤もすげえが、これを発注して売り切れに至らしめる客たちもある意味猛者である。もはや部外者がとやかく言えない需給関係があるとしか思えない領域である。もはやこれは京都競馬場のカルチャーなんだろう。




京都競馬場AMON



 続いてはAMONをご紹介しよう。



 AMONはファーストフードプラザにも同じ屋号でカレーショップを出しているが、まあこの系列ということで間違いないだろう。



 こちらのレストランタイプのAMONはビッグスワンに6階にある。6階フロアはほとんどが指定席エリアなのだが、このAMONに関しては指定席エリアの外になっていて、一般席の人間でも特に問題なく、入ることができるようになっている。




京都競馬場AMON



 しかし、このメニュー表示の雰囲気、他店に比べてやや強気な値段設定、どこかで見た覚えがあるなあとウンウンうなっていたのだが、中京競馬場にあるサンテというレストランがそれに当てはまるということを思い出した。



 もしやと思って調べてみると、やはりサンテと同じ都ホテルズ&リゾーツが運営しているお店とのことだった。



 サンテの項でも書いたが、都ホテルズ&リゾーツの競馬場レストランは内容は悪くはないのだが、ちと高めという印象はぬぐえない。ここも中に入ったことはないのだが、ちと腰が引けてしまうのは否めない感じだ。また行くようなことがあればレポートします。



 さて、今回も何となく淡々としたレポートになってしまいましたな。一応一般席エリアのレストランと食堂に関してはざくっと紹介が終わりましたので、次回以降は指定席エリアと、売店などの紹介をしていければと思います。



 京都競馬場のグルメ、もうしばらく続けさせていただきやす・・・。




 



>>京都競馬場レポートその26へ






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