日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 船橋競馬場 > 船橋競馬場 その5 ~船橋競馬場 正門からの馬頭観音ほか~
船橋競馬場の入場門
*船橋競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は船橋競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。船橋競馬場レポートの続きでございます。
ここまでアクセスやら駐車場の話をつらつらとしてきましたが、一通りおわりましたので、今回のレポートからはいよいよ船橋競馬場の場内に入っていければと思います。
2020年現在、船橋競馬場の入場門は1つしかありませんので、とりあえず一般のお客さんが競馬場に入ろうと思ったら上の写真にある入場門から入らないといけないということになりますので、ひとまず今回のレポートでは入場門のあたりの様子と入場門を入ってしばらく進んだあたりにある様々なものたちを見つつスタンドに向かう様子をレポートしてまいりたいと思います。
ってなわけでまいりましょう。船橋競馬場レポート、いよいよ敷地内に潜入でございます...
さて。そんなわけで船橋競馬場の入場門にやってまいりました。正直、地方競馬場の入場門にしてはけっこう大きくて立派な門という感じだ。かといって冗長すぎるような感じもなくてまあバランスのいい入場門だと言えるだろう。
一応、先述のとおり、ここにしか一般用の門はないのだが、ほかの通用門などと区別するためかウェブサイトや案内などでは「正門」と呼ばれている。っつーわけで以下、正門という呼称で統一できればと思いますのでよろしくお願いいたします。
ちなみに、今回ご紹介する正門は2019年の5月にリニューアルされて綺麗になっているのだが、たまたま荷桁がリニューアル後に訪問した際には入場無料デーで入場券売り場が閉まっていたりといろいろ特異日だったため、やむを得なく一昔前の入場門の写真を中心にご紹介する点、あらかじめご了承くだされ。
さて。それでは船橋競馬場の正門をより詳しく見ていくことにしよう。
まず向かって左側にあるのが外向発売所だ。外向発売所というのは読んで字のごとく競馬場の外に向けて馬券を売っている施設だ。地方競馬ではわりとよくあるポピュラーな施設で、南関では大井や川崎にもある。要するに競馬場の中に入らなくて、馬券だけ買ってさっさと帰りたいという人向けの売り場である。日によっては中を閉めてここだけで馬券を売っていたり、また入場料が無料の日はここを閉めたりしているなど、調整弁的な機能もあるのでその時々で便利に活用していただければと思います。
向かって右には入場券売り場がある。
船橋競馬場の入場料は100円。券売機では1000円札や500円玉でもお釣りが出るので特に気にせず入場券をお買い求めくだされ。
右の方に行くと、特別観覧席、いわゆる「特観席」の売り場がある。
どんな席があっていくらで、という話はこちらのレポートで詳しくやっておりますんで、ひとまずここではここに特観席の売り場があるということを覚えておいていただければOKですぞ。
さて。入場券を買ったらゲートからご入場だ。御覧のとおり最大4ケツのもぎり台があるぞ。入場券はおねえさんに回収されるシステムだ。
正門を入るとすぐそこにスタンドのフロアマップがある。勿論、各フロアの様子は後程ねっとりやるのだが、せっかくなのでこのタイミングでざっくり様子を把握しておくことにしよう。
スタンドの1階フロアおよびその周辺はこんな感じ。スタンドのほか、当然ながらパドック、そして、スタンドとは別棟の投票所となっているアタリーナという建物がざっくり存在しているぞ。
赤く目立っているのは売店・食堂だ。船橋競馬場は昔から場内売店をしっかりPRしている競馬場で、わりと場内にもこうした食事処の看板や表記があるのが特徴である。尚、船橋競馬場のグルメについてはこちらのレポートでガッツリやっておりますので、ご参照くだされ。
2階と3階はこんな感じの投票所フロア。のちほどやるが3階が比較的綺麗で快適なので、現在の船橋競馬場では3階を利用する人が多くなっているぞ。
そして5階は特観席(指定席)フロアということになる。なお、4階もあることはあるのだが、ここでは割愛されている。どういうことか気になる方もいるだろうがここでは割愛しておくことにしましょう。勿論このあとガッツリやりますのでその辺はご安心ください。
さて。それではスタンドの様子をだいたい把握できたところで少しづつスタンドに向かって歩みを進めていくことにしよう。
正門を入るとこんな感じで非常に分かりやすくスタンドに通じる舗装路があるのでとりあえずはそこをスタスタと進んでいけばOKだ。
入ってすぐのところにはコインロッカーがある。基本的に船橋競馬場におけるコインロッカーや手荷物預かりの類はここにしかないのだが、唯一特観席フロアにはこことは別にフロア内にコインロッカーがあるので、もし特観席を利用するという方はどちらかお好きな方を選んでいただければOKだ。ちなみにどちらも100円・有料というところは変わらない。中央競馬みたくクローク的なものもないのであしからず。
ロッカーはこんな感じで一昔前な感じがあるが、注目すべきは左の200円ロッカー。料金が倍になるがやや大きい荷物が預けられる。遠距離から船橋競馬場に旅打ちに来てしまい荷物が大きいなんつー場合はここの存在を覚えておいてくれたまへ。
そのコインロッカーの横には競馬新聞売り場がある。一応正門の脇にも売っているおばちゃんがいるのだが、もしスルーしてしまった場合はここでばっちりだ。
当ブログを読んでいる皆様には釈迦に説法かと思うが、南関東の専門紙は勝馬、ケイシュウNEWS、競馬ブック、日刊競馬と一通りそろっている。左のシャッターが下りている二つはなくなってしまった「ホースニュース・馬」とか「ダービーニュース」とかのお店だったのかな。尚、くどいが、船橋競馬場の予想紙とか予想屋さんについてはこちらのレポートでやっておりますので、ご興味があればよろしくお願いいたします。
ちなみに船橋競馬場では土日にJ-PLACE船橋としてJRAの馬券を売ったりもするが、中央競馬の競馬新聞は基本的に売っていないのであしからず。
新聞売店の横にはモニターがある謎の小屋と、やや唐突だが漬物の売店が現れる。この漬物店はぱっと見、この日限りの臨時の売店のように見えるがそうではなく、本場開催の時はほぼほぼ出店しているレギュラー店舗の「成田漬物本舗」だ。成田漬物本舗はその名のとおり成田さんの参道で自家製の漬物を販売しているお店なのだが、船橋競馬の開催時にはこうして出店をしているのである。お土産店として常連がついているようで競馬関係者の間にもファンが多いらしい。荷桁はまだ買ったことがないが、東京に越してきたことだし、今度買ってみようかしら・・・。
成田漬物本舗の前を過ぎると左手にはいわゆるモニュメント類が増えてくる。まあ、どんな競馬場にも門の近くにはよくわからない像やらモニュメントがあるもので、このあたりはお約束という感じだ。
船橋競馬場のモニュメント類で異色なのはこちらの「オートレース発祥の地」のモニュメントだ。以前のレポートでも申し上げたとおり、船橋競馬場の敷地の中にはもともと船橋オートレース場のコースがあったのだ。その船橋オートレース場のコースが公営ギャンブルとしての日本で最古のオートレースコースであったためこうしたモニュメントがあるのである。
その後、船橋オートレースは船橋競馬場からほど近いところに移設され、船橋オートレース場として数々の歴史とドラマを生むのだが、2016年を持って廃止となってしまった。船橋からオートレースの轟音がなくなって久しいが、こうして船橋競馬場にモニュメントが残っているのだ。
荷桁は学生時代に船橋市出身の先輩がいたのだが、その先輩はことあるごとに「昔から船橋は工場も多いし、船橋ヘルスセンター、競馬場、オートレース場といろんなものがあって自治体としてすごく儲かっていた」と言っていた。こうしたよかった時代への敬意というか憧憬みたいなものが割と市民の間にもしっかり浸透しているのかもしれないな。まあ、ここでは余談ではありますが。
モニュメント近くには馬頭観音もある。のぼりがやたらあるが、千葉県競馬組合が長年奉納しているのぼりのようだ。
さらに、ぱっと見では何の馬かは分からないが、馬の像も鎮座している。
あんまりこういう像ってロープで囲ったりしてるイメージがないんだけど、酔っぱらってのぼってしまう人がいたりするのかね。
よくよく見るとこの馬には「寄贈 渡辺巌」と書いてある。とりあえずそう言われても荷桁には渡辺巌さんが誰だかさっぱり分からないのでいろいろ調べてみたのだが、30年ほど前の南関東の馬主さんに同姓同名の方がいるということくらいしか分からなかった。時間があるときにもう少し調べてみてもよさそうだな。
ちなみにこの像の向こうには競輪とオートレースの場外発売施設である「サテライト船橋&オートレースふなばし」があるので、像を見ていると後ろで競輪やオートレースのファンファーレの音がしたりして気が散ってしまう。
競馬場の敷地からもこんな感じで映像がビミョーに見えてしまう作りになっているので、時折、馬の像を見ているのかこれらの映像を見ているのかよく分からないおじさんが出現したりもするが、それはこういう事情なのでお察しくだされ。何か異変があって立ち止まっている訳ではありませんので(まあ、異変と言えば異変だが)。
さて。なんやかんやいろいろ話をしたが、そんな感じでなんとも気が散りながら歩みを進めていくとようやくスタンドにご到着だ。
なんだかのんびりしたペースではありますが、次回以降も船橋競馬場レポートは続いてまいりますので引き続き何卒宜しくお願いいたします・・・。
>>船橋競馬場レポートその6へ
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*船橋競馬場に関する記事は以下にもあります。
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