日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 高知競馬場 > 高知競馬場 その25 ~高知競馬場 グルメ まるまん~
高知競馬場のまるまん
*高知競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は高知競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。今回も高知競馬場のグルメの話をしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
前回のレポートでは特観席4階にある喫茶をご紹介しましたが、今回からはスタンドの外にあるお店のご紹介をしたいと思います。今回ご紹介するのは高知競馬場で2つのお店を展開している「まるまん」でございます。
詳細はこちらのレポートをご覧いただければと思いますが、高知競馬場ではスタンドから少し離れた食堂棟にお店を持ちつつ、スタンド内やスタンド近くにもお店を持つという二店舗展開のお店がかつてはちょいちょいあったのですが、荷桁の訪問時はこのまるまんのみになっておりました。ひとまず今回は2つの店舗を見つつ、まるまんの雰囲気やメニューを詳しく見ていければと思うので、どうぞよろしくお願いいたします。
それではまいりましょう。高知競馬場グルメ、まるまんでございます...
さて。そんな訳で高知競馬場のまるまんである。まずはまるまんの位置関係を確認しておこう。写真は場内のグルメマップだ。いろいろと書いてあるが、荷桁の訪問時点で、岡林食堂、若枝食堂、スタンドから遠い方のはっとりは閉めていたのでご承知おきくだされ。
まるまんは先ほど申し上げたとおり食堂棟と、スタンド近くの計2か所にお店がある。食堂棟はお店は右から2番目、スタンド脇のお店はパドックと逆側を向いている。もっとも食堂棟で営業しているのはこのまるまんだけなので、他のお店とは間違いようがないというのが実際のところではあるが・・・。
さて。それではまずは食堂棟にある「まるまん本店」の方を見ていくことにしよう。
まるまん本店の外観はこんな感じだ。今はまるまんだけになってしまったが、過去、いろんな店があった頃から基本的に高知競馬場の食堂棟はこのように外にテーブルだの椅子だのを出して営業するのがスタンダードなスタイルだったので、特にまるまんが特殊という訳ではないのでご承知おきを。暑さや寒さはある程度あるお店だと言うことはご理解の上、ご利用ください。
とりあえず、お店に入ると常連さんがだいたい何人か座っているので、テキトーに空いているところに座ればOKだ。お店の人はたくさんはいないので、調理中などの場合は一声かけた方がよいだろう。
まるまんの机は酒のケースと板で作られている簡素なもので、椅子はコカ・コーラボトラーのよくあるベンチである。このチープな感じがたまらないぜ。まさにモニター越しに競馬を見るのにはうってつけの机と椅子であると言える。
お店にはモニターも設置されているので、飲み食いしている時にレースが発走しても安心だ。常連さんの多くは、酒とつまみを注文しつつゆっくりと滞在し、馬券を買う時だけ席を離れて、また戻ってくるという、場末の公営レース場の食堂によくあるスタイルでの利用方法が多かった。
ひとまずモニターがあれば万事OKということですね。
それでは、まるまんで実際に飲み食いしたものを見ていくことにしよう。
まずはやはりビールだ。
ビールは生と缶から選ぶことができる。ビールのサーバーはアサヒで、樽ハイ倶楽部のサーバーもついているのでもしかしたらチューハイの提供もあるのかもしれない(確かめてはいない)。また、缶ビールはアサヒ、サッポロ、キリンがあり、またメニューには酒の表記もあるので、聞いてみたら日本酒も出てきたりするかもしれない。ソフトドリンクもいろいろあるようだが、あまり客に分かりやすく示していないので、お店の人に何があるか聞くのが吉である。
このビールに合わせるのは、牛すじ肉とおでんである。
牛すじ肉はいわゆるおでんの牛すじとは少し違って、歯ごたえしっかりタイプで濃い目の味がついている。おでんの方は、皆さんあまりなじみがないと思うが、高知のご当地蒲鉾の「すまき」という食べ物である。やや毒々しい色合いをしているが、味はいわゆる蒲鉾なのでご安心くだされ。先っぽについているのはネタが外れないようにするストッパー代わりのこんにゃくだ。
あと、この店の名物は何といっても焼きそばである。食事としてもアテとしてもいける万能メニューだ。お値段も350円と手ごろである。
見てのとおりスタンダードな焼きそばではあるが、ダシが効いているのか食べやすくていい感じ。そもそもメシ系のメニューがこれしかないというのはあれど、間違いのない一品なので腹が減っているときは安心して注文していただければと思います。
ちなみに、焼きそば以外にも焼うどんというのがメニューとしてあるのだが、荷桁が注文した際には、売り切れている的なことを言われてしまった。ネット上でも同じような話を見かけたので、どうやら焼うどんはこちらのまるまんでは基本的にやらないメニューになっているようである。だったらメニューから外したらいいのにと思うのだが、そのあたりは何かこだわりがあるのかもしれない。ちなみに、焼うどんは次にご紹介するスタンド脇のお店では普通に提供されているのでご安心あれ。それはそれでよく分からん話ではあるが。
さて。そんな流れで次はスタンド脇のまるまんの様子を見ていくことにしよう。
スタンド脇のまるまんは見てのとおり、屋台というか売店というかといった感じの趣である。扱っているメニューは本店とあまり変わらず、焼きそば、焼うどん、おでん、牛すじ肉となっているが、本店にないもので焼き鳥というものがある。また行ったのが冬場だったからか肉まんも提供している模様だ。飲み物はビールがあるほか、缶コーヒーやパック日本酒の土佐鶴なんかを置いているようであった。あくまで荷桁の訪問時の話ではありますが。
まるまん支店のまわりにはこんな感じで、これまた一升瓶ケースと板で作られたテーブルとパイプ椅子が並んでいて、店の周りで飲み食いができるようになっている。川崎競輪場にこういった感じのお店があったような気がするが、あまり競馬場では見かけないスタイルだ。
これらのテーブルからはモニターも見れたりするのでまあ便利だ。ただ、このテーブルと椅子からモニターを見ることよりもこのテーブルと椅子で食事をしていることを見られる方が嫌だという人もおるかもしれないので、そのあたりは各自の自己判断にお任せいたします・・・。
さて。それではスタンド脇のまるまんで食べたものを見ていくことにしよう。まず、本店で食べることができなかった焼うどんだ。ソースタイプのスタンダードな焼うどんである。
ソースタイプとは言いながらけっこうダシが効いているほか、揚げカスが入っていたりして、けっこうクオリティーの高い逸品である。荷桁は比較的こういう食べ物はべっちょりしている方が好きというタイプなのでこの焼うどんはかなり高評価だ。もし自分もべっちょりタイプの焼うどんが好きだと言う方がいらっしゃいましたら是非お試しくだされ。
ちなみに焼うどんは注文すると、作り置いて容器に入れていたものを鉄板で温めなおすというプロセスで作られている。小松島競輪場の焼きそばなんかもこのタイプなのだが、こういう容器に入れておいて温めなおすスタイルのほうが麺に味が染みて美味いようなイメージがある。炒めた焼きそばを鉄板の隅に山積みにしているスタイルの店も多いが、これだと水分が飛んでしまって、どうもカスカスした食感になっているような気がするのだ。
まあ小松島競輪場の焼きそばを引き合いに出したところでイメージできる方が少ないと思うのであれだが、兎に角、ここの焼うどんはけっこうイケるので、気になった方は是非試してみてくだされ。価格は350円と良心的だ。
続いてご紹介するのは焼き鳥。これもタレ味のスタンダードな焼き鳥でお値段一本100円と安い。ちょっと細いと言えば細いのでボリュームを求めるのなら何本か買わないといけないが、とりあえず安くて味の濃いもので酒でも流し込むかという場合は重宝する一品だ。え?「とりあえず安くて味の濃いもので酒でも流し込むか」というシーンがイメージできないですって?多分イメージできない人生の方が幸せだと思うので、是非そのままでいてくださいな。
ちなみにこの焼き鳥も一度焼いたものを容器に入れておいて、注文を受けてから炙るという手法で提供されている。これも先ほどの焼うどんと同様にしっとり感がキープされているので荷桁好みだ。焼き鳥というと保温ケースの中に山盛りになっていたり、焼き機の横に山積みになっているのを炙りなおすというパターンが多くどちらもまあ美味いのだが、個人的にはこのまるまんのスタイルの方が好きである。
またこちらのお店でもビールとおでんをいただいた。性懲りもなくまた「すまき」である。高知でしか食べられないのでついつい頼んでしまうのよね。
すまきの横にあるのは牛すじである。先ほどの牛すじ煮とは色が少し違う感じだ。あまり意識せずに注文して食べていたが、こっちのは単におでんの牛すじだったのだろうか。それともたまたま味つけに違いがあった日だったんだろうか。まあどうでもいいか。味は美味しいです。
ちなみに、荷桁がすまきばかり食べていたのでよくないが、一応こんな感じでいろんなおでん種があるのでご安心をいただきたい。こんにゃくやらごぼ天などスタンダードなものは一通りあるので、お好きなものをチョイスしてくれたまへ。
さて。そんなわけで、高知競馬場のグルメ「まるまん」の様子をご紹介してまいりました。メニューの数はそんなに多くないのですがその分ひとつひとつがしっかりしておりますので、高知競馬場にお越しの際は是非利用してみてくださいまし。
次回以降もグルメの話が続きますが、引き続きよろしくお願いいたします・・・。
>>高知競馬場レポートその26へ
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