そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

京都競馬場　その２３　～京都競馬場グルメ　レストランプラザ　駒・こだま・阪急食堂・春陽堂・大湖～

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京都競馬場のレストランプラザ入口

＊京都競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は京都競馬場レポートその１からどうぞ。

　さてさて、今回も京都競馬場のグルメの話のつづきをしていければと思います。

　繰り返しになりますが、京都競馬のグルメ全般については京都競馬場レポートその２１にてざっくり語っておりますので、そちらをお読みの上で今回のレポートもお読みいただけますと話が早くてありがたいところです。

　今回のレポートでは京都競馬場のビッグスワン１階のレストランプラザというところにある食堂たちを紹介していきたいと思います。察しのいい方は既に気が付かれているかもしれないが、レストランプラザは、同じく前々回のレポートにて紹介したファーストフードプラザのすぐ隣にある食堂街になっている。ファーストフードプラザが立食スペースだったのに対して、レストランプラザはゆっくり食事ができる食堂が並んでいるコーナーだと思っていただければよい。現在、レストランプラザには５軒もの食堂が存在していて、なかなかの規模である。

　とはいいながら以前に、京都競馬場のレストランは「どこも同じようなものを同じようなクオリティーで出しているという感じ。」と申し上げたとおり、京都競馬場のレストランはよくも悪くも無個性なのが特徴である。そんな部分を何となく感じていただきながら（別に悪意はないのですが）読み進めていただけますと幸いです...

　ひとまずレストランプラザの構造を見ておこう。ご覧のとおりだいたい同じくらいの大きさの食堂が５軒密集しているぞ。

　さて、まずは駒というレストランから見ていこう。

　「名代勝カレー」「勝つ丼」など非常にステレオタイプな煽り文句が並んでいるのが、早くも京都競馬場らしくてよろしい。

　どうでもいいが「よし！今日はゲン担ぎにカツ丼食べて、馬券も勝つどん！」とか言っている人はあんまり馬券で勝てそうな雰囲気がしないな。

　メニューの食玩も、非常にスタンダードな感じで、いかにも京都競馬場という感じがする。カレーライスの皿が学生食堂感出ていていい感じだ。

　カレーやうどんなどおなじみのメニューたちが並んでいるが、微妙に前回紹介した花家に比べて高い値付けになっているのが謎。だいたいこういうものは歩調を合わせそうなものなのだが、何かいい製麺所でも使っているんだろうか・・・？

　オリジナリティーがあるメニューは「おろし竜田揚げ定食」や「蛸のから揚げ」あたりだろうか。よりパンチの効いたメニュー開発に期待したい。

　さて、お次は、こだまである。

　名前から感じるとおり、いわゆる和食のレストランとして、スタンダードなメニューを並べている。

　・・・察しのいい方は気が付かれたかもしれないが、実はこの、こだま、前回のレポートで紹介したれすとらん花家と、ほとんどメニューのラインナップと価格が一緒なのである。何を隠そう、花家とこだまは経営者が一緒なのだ。なので、身も蓋もないことを言うと、ほとんど同じメニューを違う場所で違う屋号で提供しているだけなのである。

　ショーケースを見比べる限り、花家になくてこだまにあるのは「天とじ丼」くらいだ。まあ花家でも技術的には天とじ丼を作ることは可能だろうが、一応こだまにだけ置いているからには何か理由があるのかもしれない。まあ、そんなこんなで、一応、こだまと花家は系列ということを知っておいてもよいだろう。

　さあそして、お次は阪急食堂だ。

　阪急系列の外食事業会社の阪急産業が運営している食堂である。昔は園田競馬場にもこの屋号で出店していたのだが、今はここ京都競馬場のみである。
　

　阪急食堂のメニューも、特にこれといって他所と違うという感じでもない。よくあるうどん、そば、と、お約束のとんかつ定食が鎮座している。変わり種と言えば、温泉玉子のせ牛丼（７２０円）やオムレツカレー（８７０円）、和風カレー丼（７２０円）などだが、どれもテンションが上がらず、チャレンジしてみたことはない・・・。

　食べたことはないが、おつまみの「いか天」３６０円はよさげな感じがするな。

　さてお次は春陽堂である。ラーメン、カレーを看板メニューとしている。

　実は春陽堂は、京都河原町１９５０年創業をうたい文句にしている京都ラーメンのお店である。春陽堂の屋号での中華レストランのほか、一時期は「茶月」という持ち帰り寿司のお店も多数展開しており、地元では知名度のある外食チェーンだったのだが、２０１３年に倒産している。

　現在はここ京都競馬場と近くのくずはモール、尼崎のショッピングセンター内など数店舗がこの「春陽堂」の屋号で営業をしているが、運営主体は株式会社スパイシークリエイトという会社になっており、春陽堂の流れを汲む株式会社茶月東日本とフランチャイズ契約をしていると思われる。

　まあ、一般の方にとっては比較的どうでもいい情報ですね。

　メニューはラーメンとカレーが主体。

　ラーメンはシンプルな感じである。一応京都ならではの食堂と言えるので、遠方から京都に来ていて、何か京都っぽいものが食べたいんだということであれば、先だって紹介した、にしんそばと並んでおススメのお店と言えよう。

　春陽堂の店内はこんな感じ。基本的には入口で食券を買うシステムである。

　ここでは牛すじ煮込みラーメンをいただいた。あっさりめのつゆに甘辛い牛すじがマッチして、期待を上回る美味いメニューであった。あっさりめのラーメンを食べたいという方はこのお店へＧＯである。

　さてレストランプラザ最後の一件は大湖である。

　以前に阪神競馬場レポートでも大湖というお店をご紹介したが、そことまったく同じ系列で運営会社もやはりたびたび出てきている阪急産業である。

　メニューも阪神競馬場とほぼ同じでほぼ同じ価格となっている。五目焼きそばやマーボー豆腐など、ほかのお店に比べたら、調理に手間がかかっていそうなメニューが多いので、まあこのラインナップの中では無難な食堂かもしれない。

　さて、京都競馬場のレストランプラザはこんな感じの愉快な５軒で構成されている。興味を持たれた方はぜひ訪問してみてください。ちなみにレストランプラザがオープンしているのは本場開催日だけなのでご注意くだされ。

　・・・とまあこんな具合で、京都競馬場のレストランたちは特徴が薄く、淡々とした紹介になってまいりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

　次回も京都競馬場グルメの話をば。