そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

佐賀競馬場　その１２　～佐賀競馬場でみつけたモノたち～

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佐賀競馬場　次のレースはどうしよかいな・・・

＊佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、１階から指定席までなめまわすように佐賀競馬場のスタンドをうろつき、その様子をここまでご紹介してまいりました。

　今回のレポートでは佐賀競馬場をうろうろする中で、わりとしょうもないけど、でもご紹介しないのももったいないなという感じのいろんなモノたちを見つけたので、それらを紹介していきたいと思います。観音様はこれまでも取り上げてきたのでそれ以外で...

　まずは荷桁が偏愛している看板たちから。

　場内のいたるところに貼ってある、室内禁煙の看板。どうですこの感じ。

　世間に溢れている禁煙の看板と言えば、無味乾燥な、煙を出しているタバコに赤丸斜線というのが一般的だが、佐賀ではお手手がメインである。どことなくヨーロッパの田舎にありそうな曲線的なデザインといい、妙なレトロ臭が漂っており、見過ごせない看板だ。九州ではわりとこのデザインがメジャーだったりするのだろうか。気になるところである。

　さらにこちらも場内いたるところにあるスリ防止の看板。
　

　関西や名古屋ではスリよりノミのほうが看板で注意を呼び掛けられている傾向にあるのだが、佐賀ではお客さんがのんびりしているのか、ひたすらスリのほうが注意の対象である。

　財布の財の字が異体字で表記されているため、どことなく「賊」を連想させ、犯罪臭を強めているのもポイントだ。しっかし、よその競馬場も含めて、こういう看板はどうしてこうも異体字が好きなんだろう？謎である。

　ちなみに、このスリシリーズは佐賀競馬場内にて３パターン確認された。（ほかにもあって見逃していたら教えてください）

　どれもスられる側に注意を促しているものだ。

　ひょっとしてこれらは、競馬でスッている人々に対する皮肉でもある気がしてくる。馬券でスるのにご用心、だとしたら大きなお世話である。用心しててもスるんだよバーロー。

　看板といえば、この便所を指し示す看板もどこかレトロ。なんとなくの世界ではありますが。

　続いて、レトロなものと言えば、場内に設置されているベンチである。

　写真はすでに発売されていないグリコジャンボ２００のベンチ。グリコにかつてあったジャンボ牛乳の訴求かと思われる。マニアにはたまらない逸品なのではないだろうか。

　こちらもマニアック。「北九州キャンティーン」のベンチ。同社は自販機のオペレーター会社である。すでに合併を繰り返してこの社名自体は消えている会社なのだが、こうしてベンチに名前を刻み、黙々と時を過ごしている感じがいいではないか。これもマニアにはたまらない案件であろう。

　さて、佐賀競馬場と言えば、ところどころにこのようないい味の売店が点在している。
　

　中央競馬で売店と言うと、酒とつまみだけを売るtwo daysみたいなのを想起するが、佐賀は酒がないのと、大量の客をさばく必要がないので、品数が異様に多いのが特徴だ。飲み物食べ物お菓子に嗜好品と所狭しと商品が並んでいる。

　昔、田舎のバスの営業所や市民病院にあった売店を思わせる木製の商品棚もいい感じである。

　また、売店でおもしろいのが、こうした子供向けの商品をどこも非常に充実させているということだ。確かに、自家用車で来ることが多い佐賀競馬はアクセス面では子供が来やすい競馬場だと言えるだろう。この日もちょくちょくお子さんを見かけた。そのせいかここ佐賀競馬ではわりと多くの売店がこのガチャガチャを導入している。ガチャガチャ以外にもプラスチックのよくわからんおもちゃを吊るしているところは多い。

　置いておくだけなら電気代もかからないし、案外このガチャガチャというのも収益性が高いのかもしれないな。意外なレアものが入っていることも・・・？

　あと、スタンド内ではないが、パドック脇の新聞販売所の上でこんなものを見つけた。

　全然知らなかった。こいつパッカルくんっていうんだ・・・。

　そういえば競馬場外の看板には彼のお父さん・お母さんっぽいキャラクターもいたけど、きっと彼らにも名前があるんだろうな。せっかく作ったんなら、ホームページで告知してあげるくらいすればいいのに。権利関係でもめてるんだろうか。

　こんなのも見つけた。

　自分の名前をもっと広める活動をしたほうがいいというのが私のお考えです。

　・・・いかがでしたでしょうか？佐賀競馬。

　細かすぎて伝わらない案件が多いものの、意外と独特の文化があってまた楽しからずやという感じである。

　今後もそんな競馬場の細かすぎて伝わらない魅力を発見していきたいものである。