佐賀競馬場 その13 ~いざ勝負 佐賀競馬~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

そこに競馬があるから > 佐賀競馬場 > 佐賀競馬場 その13 ~いざ勝負 佐賀競馬~

佐賀競馬場のスタンドからレースを眺める老人たち
佐賀競馬をぼんやりながめる



*佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその1からどうぞ。







 さてさて、二度目の佐賀競馬場訪問レポートも、ダラダラと8回目を迎え、通算13回目のレポートとなりましたが、ようやくレースと向き合うことにしましょう。



 競馬場に来たからには、やはり全レースで勝負せねばなるまいということで、この日もバッチリ佐賀開催の全11レースを打ってまいりましたので、そのときの様子を交えつつ、佐賀の馬券に関して変わらずダラダラと語ってまいりましょう...




佐賀競馬場のパドック



 つーわけでパドックにやってきた。曇り空なのが残念。



 さて、いざ勝負だ。



 前回の佐賀競馬訪問時はさっぱり儲けることができず、ひどい大敗となったため、今回は少なくとも負けずに帰りたいところである。



 これまでの記述と繰り返しになる部分も多いが、2014年夏現在、荷桁の実践している地方競馬攻略法は下記の通りだ。



 なお、南関東や園田など比較的荒れる地方競馬はこの限りではない。あくまで東海など配当残念系の地方競馬場における攻略法だ。


 1:頭が堅そうなレースは恰好悪いのを承知で3連単をフォーメーションで20~30点程度購入して、ガミのリスクを負いつつ思わぬヒモ荒れを祈る。



 2:これぞという穴馬がいるとき、または本命が飛ぶと確信したときには、恰好悪いのを承知で絶対儲かる組み合わせ(券種としては3連複になることが多い)を薄利であっても厚めに購入する。



 ポリシーとしてあまり「見」というのはしたくない性質なので、全レースを買うわけだが、現時点では上記の買い方に落ち着いている。




佐賀競馬場



 1に関しては、そもそも通ってもいない場で儲けるのは難しいのだから、まず当てて楽しむということと、いくら地方競馬が堅いとは言え、3連単に点数を絞ってぶちこむという競艇的な買い方にあまり未来を見いだせなかったためこのようなスタイルに行きついた。



 もちろん儲かることはごく稀で、ガミ・ガミが続くのだが、2000円買って350円戻ってくる、3000円買って、780円戻ってくる、みたいなことを積み重ねていると、終わったときに思った以上に負けていない状態であることが多いし2・3着に人気薄が飛び込んでくると案外すぐ万馬券になったりするので、悪くないなという印象なのである。期待しすぎてもダメだけど期待しなさすぎてもダメなのだ。



 2に関しては、混戦の場合でも3連単に固執し続けるのは危険というところから実践している方法だ。主に3連複で爆発的に安い配当でもない限りはきちっと儲かるくらいの点数をある程度の金額購入するのがパターンだ。1でガミガミでもそこで耐えているからこそ2が生きてくるということもある。何だかんだ、当然のことながら回収率ゼロのレースが増えるのが一番負けるパターンなのである。



 長々と述べてきたが、今回もこの作戦は崩さずに行くことに。まあ、たまに私情もあり、形を崩すこともあったのだが、そのへんはあとで詳しくやることにしよう・・・。




佐賀競馬場の山口勲騎手



 佐賀競馬の予想のファクターで何を重視すべきなのかは正直、荷桁もよく分かっていないが、基本的には過去の持ちタイム、近走の走破タイムが基準になってくるだろう。佐賀はそんなに距離のバリエーションがあるわけでもないので、大体タイムを見ておけば力関係が見えてくる。



 騎手でいうと山口勲騎手の存在はある程度加味したほうがいいだろう。リーディングは断トツ首位なので、基本的にそこそこの戦績の馬に乗っていると1番人気になることが多い。他騎手からの乗り替わりでの勝負気配も多く、馬柱に注目だ。




佐賀競馬場の鮫島騎手



 あとはリーディング2位の鮫島騎手にも注目。山口騎手と並んで佐賀を引っ張る名手だ。



 ・・・だが、正直、この二人、馬券には絡むのだが、あまり配当的には妙味がないのも事実。佐賀で歯がゆいのは、この二人にひと泡吹かせてやろうというような騎乗で場を乱すタイプの騎手があまりいないということ。



 人気馬に二人が乗っていると、わりとすんなり先行して、そのまんまということも多々ある。佐賀競馬場で観戦しているおっさんたちも荷桁も、思わぬ穴馬の激走に期待した馬券を買っているのに、何にもおもしろくない人気どおり決着も多い。荒れすぎたりされてもどうかというのもありながら、このへんもう少しなんとかしてほしいところではある。




佐賀競馬場のコース



 とは言いながら佐賀競馬は1周1100mの小ぶりなサイズの競馬場であることから、意外なまぎれが先行・差し問わず時折発生することも一応頭に入れておくといいだろう。佐賀での交流重賞で意外と地方馬が活躍したり、JRA勢で決着しても前評判通りにならないのはみなさんもご存じのことと思う。まるで追い込みみたいなタイプは頭では厳しい競馬場だ。



 荷桁が佐賀で見ているのはそのあたりだろうか。ほかにもここに注目するといいというのがあればぜひご教示願いたいところである。




佐賀競馬場の通信社



 今回の予想紙は「通信社」を使ったが、厩舎と騎手の組み合わせの勝率なども記載されていてなかなか参考になるので、騎手や厩舎から予想する際には手元にあるといいだろう。



 予想紙の印は基本的に、走破時計がべースになっている。同じような距離やメンバーでレースを繰り返す地方競馬にはありがちな傾向だが、この走破時計通りの印が、結果としてどう変わっていくかが予想のしどころとなる。



 人気になるのは近走成績が安定している馬か、中央から転入してきた馬で勝ち上がりを続けているタイプの馬で、このあたりはほかの地方競馬とあまり変わらない。これらの馬たちがそのままスンナリ来るのか、はたして飛んでしまうのか、ここが予想の別れ道だ。




佐賀競馬場



 と、言うわけで第一レースだ。



 このレースは山口勲騎手騎乗のJRA転入馬で頭は堅そうだったため、ヒモ荒れ狙いの3連単でまずは軽いジャブ。




佐賀競馬場



 ちなみに佐賀のレースではみな内側の馬場を避けて通る傾向にある。



 これを予想にどう反映させろとかいう話でもないのだが、地方競馬の一般教養として知っている分にはいいと思う。




佐賀競馬場



 やはり予想通り山口勲騎手の頭で決着。一応トリガミではありながら3連単的中。



 荷桁は同じJRAからの転入馬でも人気がなかった6番にひそかに期待していたが、シンガリ負けであった。まあえらそうに講釈垂れていても実際はこんなもんですw




佐賀競馬場



 配当はごらんのとおり。3連単1910円也。



 「やっぱり安いなあ」などと思っていたが、この感想は甘かった。



 次回も佐賀の馬券の話を続けてまいります。




 


>>佐賀競馬場レポートその14へ





*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 荒尾競馬場 その1 ~そしてとうとう九州競馬へ~
 名古屋競馬場 その1 ~あくまで土古~
 笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
 福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
 金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
 姫路競馬場 その1 ~初夏だけのパラダイス~
 旭川競馬場 その1 ~北に競馬があるから~
 水沢競馬場 その1 ~水沢江刺に競馬のためだけに~



*佐賀競馬場に関する記事は以下にもあります。

 佐賀競馬場 その1 ~鳥栖まで戻って佐賀へ~
 佐賀競馬場 その2 ~パドックと武士文化~
 佐賀競馬場 その3 ~SAGA HORSE RACE~
 佐賀競馬場 その4 ~佐賀競馬場グルメ~
 佐賀競馬場 その5 ~困ったときの観音様~
 佐賀競馬場 その6 ~4年ぶりの佐賀競馬へ~
 佐賀競馬場 その7 ~佐賀は佐賀だった~
 佐賀競馬場 その8 ~久々のスタンド~
 佐賀競馬場 その9 ~佐賀競馬スタンド2階へ~
 佐賀競馬場 その10 ~佐賀競馬スタンド2階~
 佐賀競馬場 その11 ~佐賀競馬スタンド指定席~
 佐賀競馬場 その12 ~佐賀競馬場でみつけたモノたち~
 佐賀競馬場 その13 ~いざ勝負 佐賀競馬~
 佐賀競馬場 その14 ~なかなかうまくいかん~
 佐賀競馬場 その15 ~ここで一発竹吉先生~
 佐賀競馬場 その16 ~久々の佐賀競馬場グルメ~
 佐賀競馬場 その17 ~佐賀競馬場グルメ 甘味も!~
 佐賀競馬場 その18 ~佐賀競馬場 勝手に佐賀競馬 騎手名鑑第1弾~
 佐賀競馬場 その19 ~佐賀競馬場 勝手に佐賀競馬 騎手名鑑第2弾~
 佐賀競馬場 その20 ~佐賀競馬場 勝手に佐賀競馬騎手名鑑第3弾~
 佐賀競馬場 その21 ~佐賀競馬場 アクセス 神埼駅から佐賀競馬場へ~
 佐賀競馬場 その22 ~佐賀競馬場の駐車場とバス停からの道中~
 佐賀競馬場 その23 ~Wi-Fiが飛ぶスタンド1階~
 佐賀競馬場 その24 ~スタンド2階をもう一度~
 佐賀競馬場 その25 ~指定席で行こう~
 佐賀競馬場 その26 ~佐賀競馬場 ロイヤル席~
 佐賀競馬場 その27 ~佐賀競馬場 グルメ 龍ラーメン 赤浦と丸善 ハローのタコ焼き ~
 佐賀競馬場 その28 ~佐賀競馬場 グルメ 食堂街の亭謝馬~
 佐賀競馬場 その29 ~佐賀競馬場 グルメ ごぼう天うどんと2階の売店たち~
 佐賀競馬場 その30 ~佐賀競馬場 グルメ 3階の食堂 あたり矢・朝日屋・すずらん~
 佐賀競馬場 その31 ~佐賀競馬場 勝手に佐賀競馬騎手名鑑第4弾~
 佐賀競馬場 その32 ~佐賀競馬場 2017年・春~




PR
そうだ 競馬、行こう。
ブログ内検索






















プロフィール
HN:
荷桁勇矢   
性別:
男性
職業:
若隠居   
趣味:
逃げ   
このブログについて
 このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
 紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
 またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。

連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド









忍者ブログ [PR]