日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
苫小牧駅
*北海道競馬場巡りレポートの続編です。
初めからお読みになる方は門別競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。北海道競馬めぐりツアーのつづきでございます。函館競馬場レポートその1とはありますが、競馬場まではしばらく到着しませんので、さっさと函館競馬場のことが知りたいという方はお手数ですが函館競馬場レポートその3ないし、函館競馬場レポートその11に飛んでいただけますと幸いです。
そんなわけで、最初に行った門別競馬場でやや負けを喫してしまった荷桁とKは、再び車に乗って一路苫小牧へと向かう。
なぜ苫小牧なのか説明をしているとややこしいのだが、その辺をはしょるとそれはそれでよく分からないので一応最初から話を整理しておこう。今回の旅は友人のKと門別と函館をめぐる競馬旅打ちだ...
木曜日に新千歳についた荷桁はその日のうちに、北海道が実家であるKの運転する車で門別競馬場に移動し、競馬を観戦した。
しかしその翌日の金曜日と土曜日の昼までKは別の用事があるので一度車で道内の実家に帰らなくてはならないという事情があったのである。
Kは土曜の夜に再び車で函館に来るものの、荷桁はその間ぼさっとしているのもあれなので、相談の上、木曜の夜に苫小牧に移動し、一泊。翌日Kは車で実家に戻り、荷桁は先に鉄路で函館に入り。そして土曜日に函館にてKと再び合流をして、日曜日はがっつり函館競馬に行こうということにあいなったのである。ややこしくてすみません。
もう一つ言っておくと、荷桁とKの共通の友人であるMという男も、土曜日の朝に函館に着く便でこの旅打ちへの参加を表明したため、土曜日は函館にて荷桁はまず朝にMと合流し、その日の晩にKと合流し、日曜日にようやく3人そろって函館に行くということになったのである。言葉にするとややこしいな!しかも読んでいる人には非常にどうでもいい話だ!ごめんなさい!
したがって、門別競馬場ナイター終了後、荷桁とKは苫小牧に向かって、そこで一泊したのである。
宿泊したのは安さでチョイスしたビジネスホテル モトナカノ。以前に訪問した帯広でもそうだったのだが、夏場の北海道は中規模な都市でも案外ホテルが取れないから注意。2週間前くらいに予約したが、既にこのホテルを含め、苫小牧駅にそこそこ近いホテルは2軒しか空室がなかった。
このホテルはセイコーマートが向かいにあるという素晴らしい立地であったことを付け加えておこう。
さて翌朝、せっかくなので苫小牧らしい朝めしが食いたいよね。という話になり、道路地図で発見して気になったみなと市場というところに行ってみた。
案の定、観光市場みたいなところになっており、魚などの販売の他、結構な数の飲食店が軒を連ねていた。
苫小牧はホッキ貝の水揚げが日本一ということで、ホッキ丼、ホッキ餃子、ホッキラーメンなどホッキ貝にちなんだメニューを置いている店が多い。ただ平日金曜日の朝と言うこともあり、客はほとんどいない。地元の老人たちが食材を買いに来ているくらいで、飲食店はガラガラであった。
ひとまず、座敷があるというだけでラーメン茶湖という店にふらっと入る。寿司や海鮮の店もあったが、まあ函館でも似たようなものを食べるだろうということで敢えて外してみた。
そして朝からビール。
もちろん運転するKは飲めないので、荷桁だけがいただく。我ながら配慮の欠片もないサイテーな男だと思うが、飲みたいものは仕方がない。
ここではまず、ホッキ貝の串揚げを注文。
つまみになりそうでそこそこ安いというだけで選んだ逸品だったが、意外や意外、これがかなり美味い。観光地と言えどもさすがに魚介のクオリティーは北海道である。なめてました・・・。
そして、頼んでしまったホッキカレー。この市場ではほとんどの店が供している苫小牧が妙にイチオシしているメニューである。
食べたら魚介の旨みが出ているせいか、これが思ったよりも美味い。ビールにも合うため、わしわしとかきこんでしまった。
その後、苫小牧駅までKの車で送ってもらい、ひとまずKとは一旦お別れ。再会は土曜日の夜、Kが予約した函館の居酒屋でということになった。
函館行の特急まではまだ時間があったので、しばらく苫小牧の街をぶらつく。
駅前だが、ご覧のとおりがらんとしている。
やはり苫小牧と言えば、駅のすぐ近くにある王子製紙苫小牧工場であろう。この道は王子通りと呼ばれている。そこはかとない旧ソ連の国営企業のような風景が北海道らしくていいではないか。
ちなみに苫小牧市はかつては競馬場があったらしいが、現在は駅の北口にAiba苫小牧という地方・中央の場外馬券売り場が存在しているのみである。
ウィキペディアから引用すると以下のとおりである。
現在の苫小牧市である勇払郡苫小牧町では1908年に競馬規程を受けて、翌1909年には苫小牧騎乗倶楽部が組織され、競馬を開始し、1927年まで続いた。同年の地方競馬規則公布後は1928年から胆振畜産組合が引き継いで苫小牧競馬場での地方競馬開催が始まったが、1939年の軍馬資源保護法が公布されたのに伴い廃止された。
苫小牧競馬場
調べてみると、北海道はオーストラリアよろしく、少し人が集まったところには競馬場ができるという歴史があったようなのだが、戦争のあおりもあり、多くはなくなってしまったようである。
一応、ぶらぶらしていると歓楽街っぽい通りもあった。北海道は人口規模のわりにこうした飲み屋街が発達しているのでおもしろい。ちなみに、道民はスナックが大好きである。帯広や旭川に訪問した際もスナック街の発達には目を見張るものがあった。いつもは朴訥としている道民たちもスナックでは明るいのであろう。
こんな香ばしいビルを拝めるのもまた地方都市巡りの楽しみでもある。
しかし、ライブハウスアミダ様とスナックにるばぁーなってえらく仏教めいていて面白いな。苫小牧、一度じっくり飲んでみたいところである。
さて、タイトルで「函館競馬場その1」とか言いながら結局苫小牧で過ごした数時間だけの話で終わってしまったなあ。
まあ、これくらいのゆったりした時間が北海道には流れているということで勘弁してください。
次回、ひとまず函館市街地に乗り込みます。
>>函館競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
旭川競馬場 その1 ~北に競馬があるから~
帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
*函館競馬場に関する記事は以下にもあります。
函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
函館競馬場 その2 ~函館のアホ~
函館競馬場 その3 ~日本全国競馬場制覇~
函館競馬場 その4 ~美しく小ぢんまりした競馬場~
函館競馬場 その5 ~函館競馬場パドック~
函館競馬場 その6 ~はなみちで馬の流れを見逃すな~
函館競馬場 その7 ~函館競馬場 スタンド~
函館競馬場 その8 ~函館競馬場 馬券道~
函館競馬場 その9 ~函館競馬場 グルメ~
函館競馬場 その10 ~函館競馬場 グルメ 後編 ラッキーピエロ・ハセガワストアほか~
函館競馬場 その11 ~函館競馬場 アクセスと駐車場~
函館競馬場 その12 ~函館競馬場 指定席の整理券配布~
函館競馬場 その13 ~函館競馬場を一周してみる~
函館競馬場 その14 ~場内に入るその前に~
函館競馬場 その15 ~パドックシートとスタンド1階~
函館競馬場 その16 ~ダッグアウトパドックに行ってみた~
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このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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