そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

大井競馬場　その１５　～大井競馬　予想屋＆予想紙～

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大井競馬場スターター

＊大井競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は大井競馬場レポートその１からどうぞ。

また、大井競馬場は２０１４年以降大規模な改修が行われたため、レポートが現在の様子と大きく異なる点があることをご承知おきください。

　さてさて、前回のレポートは結論として大井競馬場の馬券は難しいよ、という甚だ無責任な台詞を残して終わるという、態度としてどうなんだという展開を見せてしまったため、今回の大井競馬場レポートでは、予想に役に立つ、予想紙と予想屋さんについて取り上げることにいたしましょう...

　大井、南関東の予想紙は「勝馬」、「ケイシュウNEWS」、「競馬ブック」、「ダービーニュース」、「日刊競馬」の全部で５紙ある。荷桁はいつも勝馬を使っているが、印象では勝馬以外だと日刊競馬かケイシュウを使っている人が多いイメージだ。

　大井、特に後楽園での場外に行くと新聞を読まずにレーシングプログラムだけで馬券を買っているおっさんも多い。どの予想紙も印は偏るし、そもそも頭数のわりに印うち過ぎだろ、と突っ込みたくなる傾向にあるので、荷桁の場合は厩舎コメントと調教欄を参考にするケースが多い。

　ＮＡＲのホームページで馬柱だけなら取れてしまうので、それを使うだけで充分、という人はそれでもいいと思うが、せっかくならレトロな予想紙を買って楽しんでみるのもいいとは思う。

　
　新聞は中でも外でも売っているので、お好きなところで買っていただければＯＫです。
　ほかの地方競馬の予想紙のようにおかしなコラムが載っていたりという尖り方はあまりないのでそっち方面の期待はしないでほしい。

　

　南関東では予想屋活動も盛んだ。
　大井でも、２号スタンドの裏あたりに小屋が並んでいる。観客数のわりに、お客は少ないのかなあ・・・、などとも思わないでもないが、まあ、それなりに賑わっている。

　口上を聞かせてくれたり、質問したら教えてくれたり、ぎりぎりまで予想したりと、予想能力もキャラクターも実にいろいろいるのが南関東の予想屋の面白いところだ。常連としゃべっているところもあるが、やはり口上を聞かせてくれるところがおもしろい。

　「夢追人」「田倉の予想」あたりが人だかりが多いか。特に夢追人は一頭一頭の馬について解説してくれるので、競馬新聞を見ながら話を聞いてるだけでも詳しさに感心する。結局自分で予想するならば予想に集中した方がいいのだが、しゃべくりが面白いとついつい耳を傾けてしまう。

　予想の料金は１レース２００円、１日１０００円である。最初から頼ってみる気であれば１日通しの予想（本紙と呼ばれる）を買ったほうがお得である。本紙を見せると、当回レースの予想が書かれた小さな紙を渡してくれるという仕組みだ。けっこうパドックやら馬場を見て買い目が変わる人も多いので注意が必要である。

　予想屋の悲しいところは全レース買い目を出さなければならないというところだ。
　予想屋と言えども全レース手を出せばやはり我々と同じで波があるものなので、調子がいいとき、悪いとき、自信のありなしなどの判断を我々の方でも加えた方がいいだろう。

　一度一日通して買ったことがあるが、予想屋の公開する買い目は最大５点なので、基本的に大穴は拾えないと思った方がいい。軸は堅いことが多いのでヒモ選びの参考という使い方で荷桁は捉えることにしている。とかいいながら予想屋の予想をあまり買わない人間なので、予想屋の実態を詳しく知りたいのであれば、ネットサーフしていただくのが一番である。

　ちなみに、大井競馬場の公式サイトは予想屋さんに対して若干扱いが冷たいので注意が必要だ。中央に予想屋がいない現在、あの濃ゆいおじさんたちを体験できる競馬場は南関東だけなのだから、活用しない手はないと思うんだがな。あのメンツまとめるの大変そうだけど（他人事かよ）。

　予想紙も予想屋も、個人の責任において活用してくださいね。