金沢競馬場 その29 ~金沢競馬場 グルメ 軽食こやま 千鳥~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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金沢競馬場の食堂街
金沢競馬場の軽食堂街



*金沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は金沢競馬場レポートその1からどうぞ。






 どうも。荷桁です。



 ここのところ金沢競馬場のグルメをご紹介しておるわけですが、今回もその流れでまいりたいと思います。



 宇ノ気玉寿司サンキとたこ勝らくやと来々軒と、金沢競馬場の軽食堂街にあるお店を5軒ご紹介してまいりましたが、金沢競馬場の軽食堂街は10軒のお店があるので、ここからが後半戦ということになります。お店の配置に沿って、今回はタイトルにもありますとおり「軽食こやま」、そして「千鳥」の2軒をご紹介してまいります。



 どちらも地元のお客さんが多く、一見さん的には入りづらさを覚えるかもしれませんが、結論的にはまったくそんなことはなく、フレンドリーなおかみさんが対応してくれる気さくなお店ですのでバシバシご利用していただければと思います。



 繰り返しになって恐縮ですが、こちらのレポートにて金沢競馬場のグルメの全般のお話もしておりますので、こちらがまだ未読だという方は先にご一読いただけますと話が早いのでありがたいです。



 さて。そんな訳でまいりましょう。金沢競馬場グルメ、軽食こやまと千鳥でございます...


金沢競馬場の食堂街の位置関係



 ってなわけで、さっそく見てまいろうと思うのですが、例によって、金沢競馬場の軽食堂街についておさらいしておこう。既にご紹介した5軒(サンキ、たこ勝、らくや、来々軒、宇ノ気玉寿司)は、L字型の食堂街の、写真で言う下の方に位置しているお店だが、今回ご紹介する軽食こやまと千鳥は左の方の下から二つのお店ということになる。




金沢競馬場のこやまの外観



 さて。まずは軽食こやまから見ていこう。



 屋号に「軽食」という言葉がわざわざついているこやまだが、これはかつて、入場門近くに存在していた、「こやま食堂」と混同されないようにつけていたと考えるのが自然であろう(確かめてはいないので推測です)。現在、こやま食堂は閉店してしまっているが、屋号の上ではその名残があるという訳である。ちなみに、軽食こやまとこやま食堂は経営者は一体だったのかしら・・・?




金沢競馬場のこやまの店内



 まあそういう背景的なところは、皆さんもあまり興味はないでしょうから、さっそく店内に入ってまいりましょう。



 ここもカウンターのみの小ぢんまりしたお店だ。見ての通り、中継用の画面とオッズ表示のモニターが二つ設置されていて、観戦環境のいいお店である。




金沢競馬場のこやまの店内



 金沢競馬場の軽食堂街は厨房に面した、メインのカウンターと壁側についたサブのカウンターとがあるのがデフォルトである。



 お店によってはこのサブのカウンターは飾り物がしてあって使っていなかったりもするのだが、軽食こやまではわりとしっかりと活用されているようである。メインのカウンターが一杯だったので、荷桁も最初はこちらのサブのカウンターに通され、その後お客さんが出たためメインのカウンターに移動するという感じであった。




金沢競馬場のこやまの店内



 ちなみに、サブカウンターの脇にはこんな看板が設置されていた。どうやら金沢競馬場では一時酒の持ち込みおよび販売が禁止されていたようである。もちろん現在は金沢競馬場でもガンガン酒を販売しているが(むしろ他の競馬場よりも積極的と言っていいかもしれない)、こんな時期もあったんですね。



 まあ、何となく、持ち込みをきちんと取り締まらなくって、グダグダになって終わったなんつーオチなような気もせんことはないが、そのあたりはまた詳しい方に聞いてみたいと思います。




金沢競馬場のこやまの店内



 軽食こやまのメニューはこんな感じ。焼きめし、焼きそば、焼きいかと、やたら焼くメニューが多い印象だ。非常に硬派というか武骨な感じのメニュー構成である。



 ひとまずビールが飲みたかったのでビールと、アテで焼きいかをオーダーしてみた。競馬場で焼きいかってあまり見かけないメニューですよね。まあ、まったく見かけないということもないけど、主要メニューとして存在しているのは珍しいというべきか。




金沢競馬場のこやまの厨房



 荷桁の訪問時はおかみさんが一人で厨房を切り盛りしていた。かなり気さくな感じのおかみさんで常連さんと会話しながらてきぱきと調理をこなす姿が印象的である。荷桁もレース中継を見ながらぼさっと座っていたら、「お兄さん当たった?」としゃべりかけてくださったので、もともとお客さんとおしゃべりすることがお好きなのだろう。お客さんもしゃべる方が多く、賑やかなお店という印象だ。




金沢競馬場のこやまのビール



 そんなこんなしているうちにビールがご到着。いわゆる普通の缶ビールが400円だが、おつまみのサービスがあるのがうれしい。




金沢競馬場のこやまのイカ焼き



 そして焼きいかが登場。おお。これは美味そうだ。



 醬油ベースのあっさりしたタレがかかっていて、非常に美味。まあ、焼いている最中からめちゃくちゃいい匂いを放っていたので、美味いだろうとは思っていたが、期待以上のお味だ。なぜこれが焼きめしやラーメンと並んでこのお店の主要メニューに入っているのかがよく分かる。400円でこのボリュームなので、2人くらいでシェアしてもまったく問題ないだろう。ほかのお客さんはビールを飲んで、その後にラーメンを食べるというパターンが多かったので、次に行った際にはめしものにも挑戦してみたいのう。



 メニューの数は少なくて武骨な感じだが、メシを食うもよし、焼きいかで酒を飲むもよしという意外と汎用性のあるお店なので、興味がある方は是非行ってみてくだされ。




金沢競馬場の千鳥



 さて。お次は千鳥である。



 今だと”千鳥”と言うと「クセがすごい」というネタで有名な漫才コンビを思い出すところではあるが、金沢競馬場の千鳥は、金沢競馬場の中ではどちらかというとクセがないお店で正統派のラーメン店という感じである(次回のレポートでご紹介する「世界館」というお店はなかなかクセがすごいのでお楽しみに)。




金沢競馬場の千鳥



 千鳥も例によってカウンターのみのお店である。内装を改装したのか、他のお店に比べて、厨房まわりや壁面がやや小ぎれいな印象である。




金沢競馬場の千鳥のテレビ画面



 テレビは中継を放映するやつがひとつ設置されている。いまレポートを書いていて気が付いたのだが、右の壁面にさっきの酒の持ち込み・販売を禁止する看板がはってあるな・・・。もしかして、この持ち込み・販売の禁止自体はまだ生きているが思いっきり形骸化しているなんつー状態なのかも知れねえなあ。まあ、酒が飲めるなら何でもいいのだが。




金沢競馬場の千鳥のメニュー



 千鳥のメニューもかなり絞られていて硬派な感じ。らーめん、チャーシューめん、みそらーめんとおにぎり、あとはお酒というメニュー構成で、あれやこれや悩まなくていい感じだ。おにぎりが100円と、さっきのこやまよりは安い設定になっている。



 どうでもいいが、メニューの字、上手いですね。




金沢競馬場の千鳥のメニュー



 ただ、千鳥はこれに加えて、細かなおつまみメニューが充実しているのがポイントだ。枝豆150円、ウインナー200円、もつ煮300円など、立ち飲み屋のような価格設定でおつまみがあるのがありがたい。売店でしょうもない既製品のおつまみを買うのであれば、ここに来た方がよさそうな感じである。缶ビールでなく生ビールを置いているようだし、日本酒・焼酎も置いているようなので酒飲みにとってはいいお店なんかもしれない。



 どうでもいいが、こっちのメニューの字も、ササっと書いている風なのに、上手いですね。




金沢競馬場の千鳥のラーメン



 そんなことを言いながら、荷桁はここでは酒は飲まずにラーメンをいただいた。見た目通りの、シンプルながら安定感があるラーメンで美味であった。



 ここのおかみさんも非常に愛想がよい方で、お客さん一人一人に優しくしゃべりかけていて、お客の爺さんたちも癒されている感じであった。店内は小ぎれいだし外から中の様子も見やすいお店なので、この手のお店にしてはかなり女性も入りやすいというのもポイントが高い。次回訪問の際にはおつまみメニューも攻めてみたいところである。




金沢競馬場の千鳥と世界館



 ちなみに、2017年現在、場外発売日にお店を開けているのは、この千鳥と、次にご紹介する世界館の2軒のみである(千鳥のおかみさん談。日によって異なる場合もありうるので注意)。まあ地元の方以外は場外発売日に金沢競馬場に行くなんてこともないかもしれないが、頭に入れておいていただければ幸いである。



 さて、そんな訳で今回は軽食こやまと千鳥をご紹介いたしました。どちらもいいお店ですので、寿司ばかりに気を取られず、こうしたお店もガンガン攻めてみてくだされ。




 次回以降も金沢競馬場グルメ、続けてまいります・・・。



  



>>金沢競馬場レポートその30へ







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