日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 高知競馬場 > 高知競馬場 その5 ~再び南国へ そしてアクセス難~
久々の高知競馬場、冬の高知は初めてだが、澄んだ空が美しいぞ。
*高知競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は高知競馬場レポートその1からどうぞ。
唐突ながら再度の高知競馬場です。
さて、今から一年近く前になってしまうが、2009年の12月。荷桁は高知に向かう高速バスに乗っていた。夕方に大阪駅を出るバスに乗ればその日のうちに高知に着いてしまう。大阪に移ってから、随分四国も近くなったもんだ...
高知競馬場については2008年夏に訪れたときの様子を既にご紹介しているが、1年経った今回は冬の高知競馬を訪ねてみた。
今回、またも高知を訪れたのは、時間があったから高知をじっくり観光してみようという趣旨だったのだが、まあ、そこに競馬があるから・・・ということで、2009年からナイター開催になったという高知競馬場と、そこで行われる「LJS」というものを一度見てみようか、というのが実際のところだ。相変わらず発作的行動が多いが、そういう病気なので勘弁していただきたい。
とりあえず、まず「LJS」とは何ぞやという話をしておこう。
LJSとは「レディースジョッキーズシリーズ」の略で、要するに中央・地方競馬の女性騎手だけを集めて、何度かレースを行い、総合得点で順位を競うというものだと考えていただければ問題ない。
2006年から行われており、大体、毎年11月~12月の頭にかけて3つの競馬場を持ち周って、それぞれの競馬場で2レースづつ、計6レースで競われるのが定番となっている。
2009年は水沢競馬場・荒尾競馬場、そして高知競馬場の三箇所で開催され、荷桁は12月7日に高知競馬場で行われた最終日のレースに行ったのである。
・・・と書くと、まるでLJSを楽しみに行ったかのような口ぶりだが、実際のところは7日だけでなく、前日の6日も一般開催があったため、6日・7日と連日高知競馬を訪れ、腰を据えて高知競馬に取り組んでしまうこととなってしまった。ちなみに8日には高知競輪にも行ってしまい・・・一体俺は何をやってるんだ・・・。
さて、とりあえず、そんなわけで高知競馬場だ。
ところが訪問はいきなり波乱の幕開けとなった。
前回は友人と共に桂浜からタクシーで高知競馬場に行き、帰りは無料送迎バスで高知駅方面に帰ったのだが、何と、悲しいかなわずか1年の間に高知競馬場への絶大な足であった送迎バスがなくなってしまったのである。(*2013年4月に復活しましたが、当時の絶望っぷりを感じていただくため、本文はいじりませんので悪しからず。復活以降の送迎バスの様子はこちらをご覧ください)
経営難とは言え、観光客にとってはかなり痛い施策だ。
徒歩や自転車ではとてもじゃないが行くことができない競馬場への無料バスを無くしてしまうというのは、自家用車を持っていない方は残念ですがもう来なくても結構です。と言っているようなものなのである。とは言え、一日の大半の時間を競馬に費やすために1日レンタカーを借りるなんていうのは愚の骨頂であるし、荷桁は「競馬場に行ってアルコールを摂取しないなんて人としてどうなんですか」という考えを持っている人間なのでクルマを運転して競馬に行くという選択肢はできるだけ避けたいところである。
とは言え、高知駅からタクシーで行ったのでは、いくらかかるか分かったものではない。割り勘する友人も今回はいないため、当然のことながら一般の路線バスで競馬場まで行かなくてはならないことに相成ってしまった。
しかしバス路線がまた微妙なのだ。一応、高知競馬のホームページには目的地を「高知競馬場」にして検索してみろ、みたいなことが書いてあるが、高知競馬場の前に乗り付けるバスは今は存在しておらず、最寄のバス停から歩かなければならないということが分かった。
一応最寄のバス停は「競馬場北口」というバス停で、徒歩15分ほどのところにある。しかし、本数は1時間に1本ほどで、はっきり言って使いづらい。
高知競馬の普段のナイター開催は1レースが15時40分頃から始まるのだが、今回訪問した、12月6日は13時10分、7日は12時35分と少し早めの設定であった。しかしながら、7日の13時より前に競馬場北口に到着するようなバスは11時20分ごろまで存在しないのだ。11時半から競馬場の門の前で開門を待つのもバカバカしい話だ。
しかしその次に到着するバスは13時半ごろで、それだと1・2レースを見逃してしまうため、それはそれで避けたいところだ。まったく泣きそうになるぜ。
この二択以外に何かいい手はないかと、競馬場北口以外のバス停で代替できそうなところはないか地図で調べてみたところ、リハビリセンター行きの路線の途中にある「内の谷」というバス停からなら20~30分くらいかければ(!)何とか歩けそうな感じがするので、とりあえず6日はそこから行ってみることにした。
内の谷バス停。かなり田舎だ。
というわけで、やってきました内の谷バス停。はりまや橋から高知県交通リハビリセンター行きのバスに乗って30分ほどで、運賃は450円也。
バス停到着時間は時刻表どおり12時ちょうど。ここから30分くらいかけて、ゆるゆる歩いていけば、12時半には競馬場に到着し、1レースのパドックあたりにちょうど間に合う計算だ。
日曜日ということもあり、バスの中には、荷桁を含め4人ほどしか乗っていなかったが、何と運よく(?)競馬場に行くと思われるおっさんが下車したので、その人の後をつけて競馬場までいくことにした。
おっさんは、なにやら農道のような小道をスタスタと歩いて行き、若干不安になるが、方角的には競馬場なのでとりあえずついて歩いていく。
芋のつるが干してあったり、なんともカントリーな景色が続く。
15分ほど歩いた頃だろうか、田んぼの奥に懐かしいスタンドが見えてきた。うへえ、やっと見えた。
結局徒歩30分はかからないものの25分はかかっただろうか。歩くのがそんなに速くない方なら30分はたっぷりかかる感覚でいいだろう。
結果的にはちょうどいい時間に着いたからいいようなものの、自家用車以外の人間にとっては、あまりに不便なアクセスだ・・・。重賞時には臨時バスもあるようだが、一般開催でも1日1本くらいはファンバスを運行してほしいものだぞ・・・。いやこれマジで。お金払うから。
前回の訪問からわずか1年、競馬場に行くだけでこれだけのエネルギーを消費するようになったとは・・・。高知競馬場の変貌ぶりに驚き、呆れつつも、とりあえず2度目の高知競馬場レポートは幕を開ける・・・。
>>高知競馬場レポートその6へ
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高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~
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高知競馬場 その3 ~南国的馬券道~
高知競馬場 その4 ~高知競馬という遊び~
高知競馬場 その5 ~再び南国へ そしてアクセス難~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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