そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

佐賀競馬場　その１９　～佐賀競馬場　勝手に佐賀競馬騎手名鑑第２弾～

そこに競馬があるから > 佐賀競馬場 > 佐賀競馬場　その１９　～佐賀競馬場　勝手に佐賀競馬騎手名鑑第２弾～

佐賀競馬場　騎乗

＊佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその１からどうぞ。

　前回のレポートにて唐突に始まった「勝手に佐賀競馬場騎手名鑑」ですが、今回はその第二弾ということでまいりましょう。

　前回も申し上げましたが、一応２０１４年のリーディングの順に騎手の皆さんを、荷桁の私見と共に紹介していくだけのコーナーですので、それ以上のものは期待しないでください。くれぐれも悪しからず・・・。

　しかし、前回書いていて思ったのが、佐賀のリーディングである山口勲騎手なんかは意外と、Wikipediaでの記述がなかったりするんですよね。それがあるからどうというものでもないですが、地方競馬ももう少し一人一人の騎手の人間的魅力を発信する努力をして、ファンを増やし、例えば中央の重賞やWSJSで騎乗する際にパブリックビューイングイベントをしてみるだとかいう試みも面白いと思うんですけどね。これは人に限らず、馬もですが・・・。

　地方競馬ってある意味、Jリーグのような地域フランチャイズでやっているような競技なんだから、そういうところから学べるマーケティングもあると思うんですよね。

　外部遠征の際に役所が壮行会を開くとか、そういうちょっとダサいことでもいいので、市民の代表、地域の代表感が出るといいと思うんだよなあ。ダービーウィークからのジャパンダートダービーなんて、まさにそんな盛り上げ方ができると思うんですよ。

　・・・閑話休題。騎手のご紹介に移ります。

　さて、２０１４年、リーディング６位は吉田順治騎手。

　こちらは１９８５年佐賀デビューのベテランである。基本的には堅実な騎乗が魅力だが、単勝オッズ３ケタの馬をさらりと複勝圏内に持ってくるなど、あっと驚く騎乗もままありのいぶし銀である。

　公式アカウントからの投稿ではないので、いつまで存在しているか微妙だが、過去にクリック地方競馬で行われたインタビューの動画があったので掲載しておこう。

　独自の騎乗理論を語っているほか、料理が趣味など意外な一面が見られ、吉田騎手を知る一助になることは間違いない動画だ。受け答えもシブくてステキ。

　続いて、リーディング７位はぐっと年齢が下がって、田中直人騎手。これでナオトではなくナオヒトと読ませる。

　先にご紹介した田中純騎手の実弟だが、こちらはデビューから佐賀競馬に所属。大村湾賞、開聞岳賞、そして九州大賞典を勝ったズンダモチの主戦として知られる。

　騎乗数が多いため、勝率・連対率はやや落ちるが、近年はリーディング５位～７位程度で安定しており、佐賀の堅実な若手として確固たる地位を築きつつある。

　さて、続いてはリーディング８位、倉富隆一郎騎手である。

　リーディング８位とは言いながら、２０１４年は怪我による欠場で４月からのレース参戦だったため、数字は参考外と言ってもよいだろう。昨年以前は例年リーディング３位ないし４位に食い込む実力者。前回の記事で、山口勲・鮫島克也・真島正徳が三強というようなことを申し上げたが、このお方も決して忘れてはならない存在だ。まだ上記の３人よりやや若く３０代半ば。虎視眈々とリーディングの座を狙っていることだろう。

　ちなみに、２００８年８月１５日に佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオン（JpnIII）をJRAのヴァンクルタテヤマに騎乗し制覇した過去を持つ。これは当初騎乗予定だった赤木高太郎騎手が落馬負傷で急遽、倉富騎手に変更していたためだが、ピンチヒッターをソツなくこなすあたりが流石である。

　さて、お次はリーディング９位、岩永千明騎手。現在、佐賀競馬で唯一の女性騎手である。

　もともとは荒尾競馬場の騎手だったが、荒尾廃止に伴い、佐賀に移籍。荒尾の頃から、騎乗数はそれほどでもわりと堅実に走るイメージだったが、佐賀でも変わらず活躍をつづけ、しっかりとリーディング一桁にいるあたり、芯の強さをうかがわせる。

　最近は韓国、イギリス、UAEと、日本の女性騎手代表として海外で騎乗することも多い。初めて乗った芝コースがイギリスというのもすごい話だ。

　ちなみに、いい人がいれば、そろそろ結婚したいとのことで、好きなタイプはゴミのポイ捨てをしない人だそうだ。ポイ捨てしない方で名乗りを上げる男性は是非佐賀へGOである。

　岩永騎手に関しても少し前のものにはなるが、動画があったため、ご参考までに（？）掲載しておこう。

　ちなみにNGテイクもあるぞ。

　カメラ慣れしていないのが好感が持てますｗ

　続いてはリーディング１０位、竹吉徹騎手。８８年広島生まれの若者だ。

　勝ち星こそもうワンパンチ足りない印象だが、２０１４年は勝負強さを発揮し、なんと重賞を４勝。獲得賞金だけなら、佐賀７位と頑張った。これが契機になって化ける可能性を秘めている騎手と言えよう。今年の活躍にも期待だ。

　ちなみに、２０１４年１２月には２レース連続競走中止というちょっと不思議な記録も達成している・・・。

　さて、いかがでしょうか。佐賀競馬の騎手のみなさん。ここまで１０人をご紹介したところで、また一旦切りましょう。

　お次も、佐賀競馬場の騎手を勝手にご紹介してまいります・・・。