高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

そこに競馬があるから > 高知競馬場 > 高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~

高知競馬場
高知ということで龍馬。最近大河ドラマで「福山龍馬」という表記をよく見るが、あれが「福山競馬」に見えてしまう僕って競馬中毒?




 さて、今回は四国唯一の競馬場である高知競馬場のレポートだ。もっとも、益田競馬場も福山競馬場もなくなってしまったため、四国だけでなく、中国地方を入れても、唯一の競馬場になってしまったのではあるが。



 荷桁が初めて高知競馬場を訪れたのは2008年の夏のことだった。例によって精力的に競馬場を周りはじめた時期のことである...


Tosaden-Tram



 ちなみに競馬とは関係ないところでも荷桁は高知という街を非常に気に入っており(理由は本人にも不明)、時おり発作的に夜行バスに乗って高知へ行って、特に何をするわけでもなく散歩をして居酒屋で地元の肴に酒をあおっては帰るということをする性癖を持っている。



 当然のことながら競馬を覚えて以降はこのコースに競馬場訪問というメニューが加わることになり、これまでも三度高知競馬場を訪問をしている。



 今回はその中でも競馬友達と2人で訪れた、記念すべきファーストコンタクトである2008年夏の高知競馬訪問時の写真を中心に高知競馬場を紹介することにする。



 日本の競馬場は昔は市街地近くにあっても、諸事象から郊外に移転したという歴史を持つ競馬場が多い。高知競馬場もそんな流れで少し人里離れた山の中にひっそりと存在している。
 
 
 
 

大きな地図で見る
 
 
 
 地図で言うと一番上の方にあるのが高知駅。



 路面電車が交わるあたりが中心市街地なのでけっこうな距離感であることがお分かりいただけるであろう。



 高知駅から桂浜へ向かう道の途中、瀬戸という地区で右に折れて、人家もまばらな道をひたすら行くとある。先に触れた盛岡競馬場ほどではないが、中心市街地からだと車で20分ほどはかかるだろうか。



 2008年の訪問の際は、荷桁と友人は桂浜を観光してからタクシーで行った。桂浜⇒高知競馬場のタクシー代は2000円くらいと決して安くはなかったが観光のついでに行くという点ではいいコースだったと思っている。駐車場が多くあるので、高知の競馬ファンにとって競馬は車で行くものなのだろうな。もちろんレンタカーで行くのもありである。



 高知競馬場はもともと市内中心に程近い桟橋というところにあったのだが、1985年にこの山奥の地に移転してきたという経緯を持っている。四国で唯一の競馬場として長年親しまれてきたものの、現在は他の多くの競馬場同様、経営難にあえいでいる。



 今でこそナイター開催が通年で行われている高知競馬だが、2008年夏の時点ではまだ薄暮開催しかなかった。荷桁が初めて行ったこの日も、「夕焼けいば」と称された薄暮開催だったため、到着した時間が正午過ぎということで、それはもうめったくそに暑かった。




高知競馬


 
 こちらが入り口。ちなみにこの日はイベントデーだったようで午前中に中国雑技団の講演が行われていた。もっと寂れた感じを想像していたのだが、結構賑わっていた。

 
 
 屋根付き通路ではフリーマーケットまで行われている。




高知競馬場



 都会のフリーマーケットというのは出店料も高いので、半ばプロみたいな商売人がものすごくいいものを持ち寄っていることも多いのだが、このような田舎でおばちゃん連中がやっているフリーマーケットというのは、本当に「いらんもん」を持ち寄った感じなので、何となくピュアな気持ちで商品を眺めることができて楽しい。



 もちろん最終的には、おばちゃんたちがいらないものは当然荷桁もいらないという当然の結論が導き出されるのではあるが・・・。




高知競馬場



 そしていきなり大変にレトロなキャラクターがお出迎え。



 こういうとこはやはり地方競馬らしくていいな。公式サイトでも見ることのできない貴重なキャラクターだぞ。



 しかしやはり、なんやかや言っても、こいつを外さずにはいられないでしょう。高知にフィーバーをもたらしたご存知、ハルウララ(のパネル)。



 高知競馬場




 覚えているだろうか?2003年ごろ、負けても負けてもレースに挑み続ける馬として全国的な人気を博したこの馬を。最後は何となく後味の悪い引退をしてしまったが、いまだに高知競馬史上最高のアイドルホースとして存在感を発揮している(その後が出てこないだけかもしれんが)。場内を歩いていると、ときおりこうして亡霊のように忽然とパネルや絵が現れるからびっくりだ。




高知競馬


高知競馬



 いまだに現地でも多くのグッズが売られているのだからちょっとびっくり。



 さて、とりあえずレースまでには時間があり、何より大変に暑いので売店で一杯やることに。さっそく高知競馬場グルメだ。




高知競馬



 ひとまずファーストグルメはこちらの食堂に決定。生ビール・焼きそば・ホルモン焼き。こういうのを完璧な看板というのだ。焼きそばの”焼”の字もいい感じである。簡体字からさらに火偏がなくなってしまっているw



 高知競馬場 グルメ



 とりあえずホルモン焼きとビールを注文。ジョッキにしたたる水滴がすこぶる幸せだ。(我慢できずに一口飲んでしまってから写真を撮っているあたりがどうしよもないが)


 
 高知の「ホルモン焼き」は鉄板でキャベツと共に炒めたと思われるホルモンが出てくる。味は安っぽいがそれがまた美味。ああ、夏の昼真っからビールって本当に最高だなあ。今回も車で競馬場に来なくて本当によかった!




高知競馬



 ちなみに、サービスでおでんもいただけた。素晴らしい気づかいである。



 つらつらと書いていたら長くなってしまったので、続きは次回にします。ひとまず、しばらくは高知競馬場レポートをお楽しみくだされ・・・。





 



>>高知競馬場レポートその2へ






*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 浦和競馬場 その1 〜南浦和からバスでアクセス〜
 名古屋競馬場 その1 ~あくまで土古~
 笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
 福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
 佐賀競馬場 その1 ~鳥栖まで戻って佐賀へ~
 金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
 姫路競馬場 その1 ~初夏だけのパラダイス~
 マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜


*高知競馬場に関する記事は以下にもあります。

 高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~
 高知競馬場 その2 ~器の大きい場じゃき~
 高知競馬場 その3 ~南国的馬券道~
 高知競馬場 その4 ~高知競馬という遊び~
 高知競馬場 その5 ~再び南国へ そしてアクセス難~
 高知競馬場 その6 ~洗礼~
 高知競馬場 その7 ~LJS 2009 高知ラウンド~
 高知競馬場 その8 ~高知競馬の公的歴史と私的な想い出~
 高知競馬場 その9 ~高知競馬場 アクセス 高知駅から無料送迎バスで行く~
 高知競馬場 その10 ~高知競馬場 アクセス 路線バスで行く~
 高知競馬場 その11 ~高知競馬場 駐車場~
 高知競馬場 その12 ~高知競馬場 入場口と外向前売発売所~
 高知競馬場 その13 ~高知競馬場の全体像を把握する~
 高知競馬場 その14 ~公園たちと馬頭観音とログハウス~
 高知競馬場 その15 ~高知競馬場 パドック~
 高知競馬場 その16 ~高知競馬場 パドックから本馬場入場までの流れ~
 高知競馬場 その17 ~高知競馬場のコースと内馬場~
 高知競馬場 その18 ~高知競馬場の予想紙 中島高級競馬號・福ちゃん・競馬研究~
 高知競馬場 その19 ~スタンドの全体像を知る~
 高知競馬場 その20 ~風通しのよいスタンド1階~
 高知競馬場 その21 ~屋外席とスタンド3階~
 高知競馬場 その22 ~高知競馬場の特別観覧席~
 高知競馬場 その23 ~高知競馬場 グルメ~
 高知競馬場 その24 ~高知競馬場 グルメ 特観席の喫茶~
 高知競馬場 その25 ~高知競馬場 グルメ まるまん~
 高知競馬場 その26 ~高知競馬場 グルメ はっとり~
 高知競馬場 その27 ~高知競馬場 グルメ いよろい コーヒーショップ~
 高知競馬場 その28 ~勝手に高知騎手名鑑 第1弾~
 高知競馬場 その29 ~勝手に高知競馬騎手名鑑 第2弾~
 高知競馬場 その30 ~勝手に高知競馬騎手名鑑 番外編~
 高知競馬場 その31 ~高知競馬場のマスコットキャラクターたち~
 高知競馬場 その32 ~高知競馬場 夜さ恋ナイター~
 高知競馬場 その33 ~やっぱり高知は、器の大きい競馬場だった~



PR
そうだ 競馬、行こう。
ブログ内検索






















プロフィール
HN:
荷桁勇矢   
性別:
男性
職業:
若隠居   
趣味:
逃げ   
このブログについて
 このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
 紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
 またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。

連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド









忍者ブログ [PR]