そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

佐賀競馬場　その１７　～佐賀競馬場グルメ　甘味も！～

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佐賀競馬場おなじみ「何でも焼く店」

＊佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、前回のレポートより佐賀競馬場のグルメの話をしておりますが、今回も佐賀競馬場の食い物の話をしていくことにいたしましょう。

　既に前回、イケメンとうな丼を食っているがために、実際のところ、もう重たいメシはそんなに食えない状態だ。尻すぼみで恐縮だが、２回目の今回は軽食類、および気になったものの行けなかったお店を中心にご紹介していくことにしよう...

　さて冒頭のお写真は佐賀競馬場で一番有名であろう売店「何でも焼く店」こと「赤浦」である。もちろん「何でも焼く店」は正式な店名ではないが、旅打ちファンの間ではこの名前で通っているという謎の店である（何でも焼く店という呼称は、旅打ちライターの井上オークス氏が言い始めたとされる）。

　何かと人通りが多い一画にあることもあり、お客さんも立ち止まっていることが多い。写真のとおり、ジュースやらお菓子やら何でも扱っているところも助かるお店だ。ちなみに、４角側には同じような営業スタイルの「丸善」というお店もある（訪問時はお休み）。

　どちらのお店もずらっとジュースが売っているわけだが、やはりビールは置いていない。

　焼き鳥やさつま揚げなどビールに合いそうなメニューが大量に売っているのだが、残念なことにお客の多くが車で来場する佐賀競馬場では、売店でも酒の販売が自粛されている傾向にあるようで、店にもよるが、せいぜいノンアルコールビールくらいしか置いてないのだ。

　そんなお酒事情はあれど、ひとまず小腹が空いたらここにピットインである。

　っつーわけで、レースの合間にはノンアルコールでキメる。

　アサヒだけでなく、キリンもサントリーもおいているので、気分によって飲み分けるといいぞ（そんなやつはなかなかいねえか）。

　そして、よく分からない練り物がおつまみ。鉄板で熱してくれるから熱くて美味い。

　ひとまず、お酒はおいていないが、こうした一品ものの安定感は抜群なので、こういうものをちょこちょこつまむのがお好きと言う方は是非利用してみてくだされ。

　続いてはおやつの話題に移ろう。

　以前も外観だけ紹介した「まんじゅうのハロー」。

　何となく見慣れてしまったことで、受け入れてしまっている自分がいるが、こうしてあらためて「まんじゅうのハロー」と口にしてみるとなかなかぶっ飛んだセンスのネーミングである。「ハロー」といういかにもハードルが低い英語を店名に採用していることにそこはかとない昭和感を感じてしまうのう。

　よく競馬場にありがちなドリームとかホースとか競馬を連想させる名前でもないし・・・。まあ、こんなこと言ってたらタニノハローモアが由来とかそんなオチもあるかもしれないが・・・。

　そんなくだらない話はさておき、ここのウリはこちらの回転焼きだ。関東でいう今川焼、東海で言う大判焼きとほぼイコールである。あんこ、白あん、カスタードと３種類がある。ここはスタンダードに普通のあんこをチョイス。

　食べてみると、思った以上に皮がしっかりしていて美味。最近、タイ焼きでも皮が薄くてパリパリしているものが好まれるが、最近、荷桁はそのタイプだとあんこだけ食っている気がしてくどく感じてしまうので、皮部分が厚めのお菓子の方が好きなのだ（あんこ餅なんかもそう）。

　そういう意味ではこの回転焼きは荷桁の好みドンピシャだ。湯茶接待所にお茶をもらいに行ってこいつとずずっとやれば、馬券で煮詰まった頭の糖分補給はバッチリであろう。

　さてさて、お次も甘味といきましょう。写真はスタンド１階、４角寄りの売店「八起」。これで「やおき」と読ませる。

　一見フツーの売店だが、実はここに昔懐かしい逸品が売っているのである。

　それがこちら。八起のアイスキャンデー。

　実はこのアイスキャンデー、鳥栖市内に３店舗を構える老舗アイスキャンデー店「八起」のアイスキャンデーなのである。ここはその佐賀競馬場直売所とでも申し上げようか。極めて流通範囲が狭い商品で、鳥栖に来ないと食べられない、いわばご当地グルメといった代物だ。

　本当はかなり種類があるようだが、競馬場ではミルクとあずきの２種類が販売されていた。先ほどハローにてあずきを攻めていたので、今回はミルクを選択。

　シンプル極まりないそのアイスキャンデーは、棒が斜めに突き刺さっていて、いかにも型で作りました感があってよろしい。味は、非常に懐かしいアイスキャンデー。絶対みなさんも食べたことがある味です。例えるなら、ガキの頃、子ども会のイベントなんかでどこのメーカーかよく分からないアイスキャンデーが配られてましたが、あれに近い味ですね（子ども会が組織されていないエリアで育った方はよく分からないと思いますが・・・）。

　ちなみに、八起のアイスの詳しい情報はここで。

　http://yaoki-ice.blogspot.jp/

　さて、この八起のアイスキャンデーを持って、今回荷桁が食した佐賀競馬場の食べ物は一旦すべてご紹介しきったことになる。

　しかし、往生際が悪いのは重々承知だが、もう２軒だけ佐賀競馬場のお店を紹介させていただこう。

　その２軒は「前を通って、気になったが、腹いっぱいで食べられなかったお店」である。今回はいただけなかったが次回は是非優先的に立ち寄りたいという意味で、備忘録的に記しておく次第である。

　まずはスタンド２階の鳥栖料飲店協同組合の売店である。

　ここはうどんが美味いらしい。特にごぼう天うどんが地方競馬のフリーペーパーだかで取り上げられたそうで、えらく推されていた。外から見てみると、わりと熱心な常連も多そうな雰囲気。次回は是非訪問してみたい一軒だ。

　そして、指定席エリア内のクルミ。

　カフェのようなカウンタースタイルのお店。ドリンクメニューが充実している。

　ここのお店で強烈なのはこの「カレーで行こう」というコピー。

　こんなん出されたらカレー食わざるをえんがな、という感じ。「○○で行こう」という言いまわしがいかにも高度成長期な感じで何ともニヤけてしまうぜ。

　カレーで行こう看板の近くにある「味の店クルミ」の看板の書体も秀逸。ドリンクメニューもレモンスカッシュとかファンタオレンヂとか時代を感じるな。流れから行くとバヤリースとかHI－Cなんかも是非出して欲しいところだ（HI－Cは既に生産されておりませんが・・・）。

　次回は是非「カレーで行きたい」ものである。

　以上、佐賀競馬場のグルメをお伝えしてまいりました。また行った際にはいろいろつまみ食いしてレポートできればと思いますので、そんときはまたおつきあいください。

　さて、おしまいと見せかけて、もう少しだけ佐賀競馬場レポートを・・・。