そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

大井競馬場　その２７　～大井競馬場グルメその６　アサヒの雑煮ほか～

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大井競馬場

＊大井競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は大井競馬場レポートその１からどうぞ。

また、大井競馬場は２０１４年以降大規模な改修が行われたため、レポートが現在の様子と大きく異なる点があることをご承知おきください。

　さてさて、東京大賞典デーの大井競馬場訪問記です。
　ここまで馬券やスタンドの様子について述べてまいりましたが、冒頭に申し上げたとおり、基本的にはダラダラ馬券を買っていたため、そんなに追加でレポートを書くネタがあるわけでもございません・・・。

　ひとまず、今回はわりとみなさん関心があるであろう食べ物の話題にうつりたいと思います...

　っつーわけで、まずは大井競馬場グルメの話題だが、これまでも大井競馬場のグルメに関してはいろいろと食べては紹介してきたため、ひとまず下記の記事をご一読いただけると、筆者としてはありがたいところだ。

　今回のレポートのタイトルが「大井競馬場グルメその６」となっているのも、過去にこのような記事を書いていたからなのです。

　大井競馬場　その１６　～大井競馬場グルメ　その１　第一仲商店～

　大井競馬場　その１７　～大井競馬場グルメ　その２　フードストリートふか河～

　大井競馬場　その１８　～大井競馬場グルメ　その３２・３号スタンドをまわる～

　大井競馬場　その１９　～大井競馬場グルメ　その４　幸福堂ほか～

　大井競馬場　その２０　～大井競馬場グルメ　その５　チェーン店を巡る～

　ただ、ご注意いただきたいのは、あくまでこれらの記事はスタンド改修前の大井競馬場のグルメに関して取り上げているということ。２号スタンドがなくなった現在は事情が違っておりますし、また今回のレポートに関しても、今後３号スタンドがなくなるとまた状況は変わってくると思うので、そのあたりは悪しからずご了承ください。

　大井に限らず、本場集客が振るわない昨今、競馬場の機能はどこの競馬場でもそぎ落とされていっています。あったはずの食堂がない・・・なんてことは中央競馬でももはや日常茶飯事。みなさんも、思い立ったときに競馬場に足を運んでおくことをおススメしますよ。

　さてさて改修中の大井競馬場のグルメだが、場内に便利なマップが掲げられていたので、大井に行かれたら、ひとまずこちらの看板を探して、最新の情報をご参照いただくのがよいだろう。

　ざっと見た感じ、２号スタンドの面々がなくなった以外は大きな変化はない。述べた通り、２号スタンドで一番集客力があった第一仲商店のモツ串・牛すじは４号スタンドの幸福堂で販売している。

　ちなみに、大井はわりと屋台車もやってくる傾向にあるため、行ったときに来ているもので面白そうなものがあればそいつに手を出してみるのも一興である。内馬場では各地の有名なラーメン店を集めたイベントもやっていた。

　写真は広島焼きの屋台車だが、なぜか金沢ナンバーという不思議な光景。まあ、こうした若干のいかがわしさも屋台メシの面白いところではあるが。

　さて、この日荷桁がまず食べたのは、３号スタンド１階、アサヒの雑煮である。

　これは以前から気になっていたメニューで、一度食べたいと思っていたのだ。ちょうど寒い時期だったので、これ幸いと、到着してすぐにいただいた。

　写真のとおり、いわゆる正月に食べる「雑煮」である。ただ、関東風なので、すまし汁、かつ、餅を焼いてから投入するというスタイルだ。餅はあらかじめ焦げ目がついてあるものがあり、それを器に入れて、汁をかけるというものなので、提供時間は早い。

　具材はナルト、わかめ、水菜、しいたけと、名古屋出身の荷桁にはあまり、雑煮に入れるイメージのない面々だ。

　しかし、すすってみるとこれがイケる。ダシ自体が美味いので当然という感じか。前日の有馬記念のあとの飲み会でやや二日酔い気味であったが、するっといただけて体も温まり、ありがたい逸品であった。３号スタンドがなくなったら閉めてしまうんだろうか。いやん。

　その後、友人たちと合流し、馬券を買い始めてからは４号スタンドを本拠地にしていたので、必然的に昼飯はその周辺でということになった。

　４号スタンドは写真のような面々だが、複数人だったのと、あまり行ったことがなかったということもあり、３階の「らあめんや　楽」に行ってみることに。

　ここは、らあめんやと言いながらも「Good Luck Cafe」という屋号の喫茶・洋食店も併設しているというややコンセプトが謎の店である。厨房は共有なので、彼らからすれば本意ではないとは思うが、実質同じ店だと思っていただければ問題ない。

　メニューは７００円くらいから、麺類や定食、パスタなどが供される感じ。

　らあめんやなのだから、ラーメン食ってればよさそうなものだが、ちょっと天邪鬼な心が出てしまい、カフェメニューのほうの、チーズのトマトソースパスタに手を出してみる。

　出てきたのはフツーのパスタだった。味もまずまず。強烈なインパクトはないが、まあ悪くはない。プロントあたりで供されていそうな感じの一品であった。正直、　笠松のイタリアンのほうが手の込んでいる感じはするが、大井と言う場所柄、そこを比べても仕方がない部分であろう。周りを見ると、オムライスがよく出ていて美味そうだった。

　観察してみると常連っぽいお客はグラスワインを傾けながら、生ハムなどのおつまみメニューを食しながらのんびりと観戦をしており、なるほど、こういう使い方がこの店の正しい使い方なのかもしれないな、などと思った次第である。尚、椅子の座りごこちが無駄によかった。なんだか「らあめんや楽」という店名からは程遠いレポートだが、正直な感想なので勘弁していただきたい。

　あと今回は何と言っても、４号スタンドにあるBeer Stationにお世話になった。

　ここは多彩なドリンクメニューがあるのだが、注目は冬季限定のあったかいウーロンハイである。焼酎お湯割りや熱燗を出す店はよくあるが、温かいウーロン茶で焼酎を割ってくれるところは競馬場ではなかなかお目にかかれない（と荷桁は思っています）。だいたい、競馬場の焼酎というのはどでかいタンクに入っている安物なので、お湯割りにして香り高いものでもないし、こうして温かいウーロン茶くらいで割っていただくのが、冬場にはよいと思う。

　もう少し大きいとありがたいが、まあ仕方ないだろう。けっこうな量飲んでしまいました。

　あと、一応１本２５０円のチキンステーキというのも食べてみた。わりとピリ辛でビールに合う味付け。夏場なんかだと重宝しそうなメニューである。

　最後に、小腹が減った時にいただいた、３号スタンド「むさし」のから揚げをご紹介しよう。特に何か語るべき背景はないのだが、ここのから揚げは柔らかくてわりと美味い。揚げ物は安定感がありますな、という話ですね。

　余談だが、４号スタンドの１階にはこんな張り紙がはってある。

　幸福堂の近くにあるので、同店のものと思われる。コシが強くて美味しいですよというアピールに見えなくもないが、歯が悪いじいさんたちのクレームに対する予防線なんだろうな、という気がしないでもない。

　・・・まあ、ただそれだけの一枚だ。

　次回、大井をもう少しだけ。今回で締めようと思ってたが意外と長くなってしまったのう。